にんけんをはじめたしたるこのをやハ
そんめゑでいるこれがまことや
「おふでさき」八号37
ネコヤナギ
教会では、毎日の夕づとめ後に読み物の時間を設けています。先日まで「おふでさき」を拝読していたのですが、最終号の後半に差しかかったころ、6歳の長男が「これを読み終わったら次は何を読むの?」と尋ねてきました。
試しに「何が読みたい?」と聞いたところ、書棚から長男が選んできたのは『天理教教典』でした。最近、漢字に興味が出てきたせいでしょうか。内容的に少し難しいかなと思いつつ、早速「おふでさき」を読み終えた翌日から拝読することにしました。
今年の少年会本部活動方針の重点項目の一つに「子供に教祖のお話をしよう」とあります。劇画『教祖物語』をはじめとする少年会員向けの読み物もありますが、これを良い機会として、教典や『稿本天理教教祖伝』、同『逸話篇』などに親しむことも、子供たちに信仰を伝えるうえで大切にしていきたいものです。
掲出の「おふでさき」は、教典第一章「おやさま」を締めくくる一首です。その前段に「まことに、人は、ただ教祖によつて、初めて親神を拝し、親神の思召を知る。教祖こそ、地上の月日におわし、我等の親にてあらせられる」とあります。長男に読んだ感想を尋ねても、さすがに「うーん……」と首をひねるばかりでしたが、これから少しずつ、教えのありがたさや教祖のひながたについて、一緒に考えながら学んでいこうと思います。
(榊)