森口博行(69歳・大阪市)
昨年の暮れごろ、腰の痛みに悩まされ、受診したところ、「腰椎変性すべり症」と診断された。
その後、仕事を休職して療養生活を送ることになったが、症状は次第に悪化。心も沈みがちになっていった。
そんななか、ある教友が、教祖のお言葉を添えた励ましのメッセージをLINEで毎日送ってくれた。教友から送られてくる教祖のお言葉の数々は、いずれも私の落ち込んだ心を支えてくれるような温かいものばかりだった。
なかでも、「用に使わねばならんという道具は、痛めてでも引き寄せる」(『稿本天理教教祖伝逸話篇』36「定めた心」)という一文が強く胸を打った。
「親神様は、きっと今の私に任せたい御用があるから、身上を見せてくださったのだ」。そう思うと、つらいと感じていた身上を前向きに捉えることができた。そして「このおてびきは、教祖140年祭へ向かう成人の旬に、”本腰”を入れておたすけに邁進しなさいという、親神様からのメッセージなのでは」と思えて、勇み心が湧いてきた。
いまも腰の痛みがなくなったわけではない。それでも、身上・事情に苦しんでいる人に一人でも多くたすかってもらえるよう、これからこの体でできる限りのおたすけをしていきたい。