【AI音声対象記事】
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Q. 離れて暮らす一人娘が結婚を考えているようですが、式を挙げる予定はないとのこと。説得しようと何度も連絡したのですが、嫌われたのか、反応すらありません。みんなで娘の門出をお祝いして、送り出したいだけなのですが。(50代女性)
A. 親子団らんの時間は、あっという間に過ぎていくものです。離れて暮らしたまま結婚となると、せめてみんなでお祝いをしてと思われるのは、もっともなことです。また、当然そうするものとお考えのことでしょう。すべて二人だけで話を進め、結婚式も挙げないと言われると、驚きとともに寂しい気持ちになりますね。
結婚式を挙げない理由は、儀式を堅苦しく思う、付き合い・義理といったものを嫌う、経済的価値感による、などが想像されますが、友人もそうだったからと、周囲に合わせようとしているのかもしれません。
価値観の違いは、なかなか埋められるものではありません。説得しようとすればするほど反発する、というのは法則のようなものです。こちらの考えに従わせようと説得するのではなく、まずは、考えをよく聴いて、共通の価値感を見つけることが大切だと思います。
時節柄、披露宴は遠慮される場合があるとしても、教祖にお誓いすることには大切な意味があると思います。お二人とその両親だけでも、あらためて教会へ参拝に赴かれてはいかがでしょうか。
また、ご主人は、娘さんの考えに納得されているとのこと。そのうえで、あなたはどうするのかが、娘さんにとって一つの夫婦のあり方を示すことになるかと思います。
回答者:西村和久(一筋分教会長・「憩の家」事情部教師)