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天理教音楽研究会「弦楽教室」でレッスンを受けている藤田ひなさん(天理中学校2年、城下分教会教人・藤田善典さんの長女)は、先ごろ大阪府泉佐野市立文化会館で行われた第4回「泉の森ジュニアコントラバスコンクール」に出場し、史上最年少で第1位に輝いた。
8歳のとき、天理小学校オーケストラクラブでコントラバスに初めて触れた。また、同教室へ通う中で、「日本センチュリー交響楽団」首席コントラバス奏者の村田和幸さん(47歳・明和大教会ようぼく)と、上田久仁子さん(41歳・紀陽大教会ようぼく)に師事。天理中学校へ進学後は弦楽部に所属し、さらに腕を磨いた。
国内のジュニアコントラバスコンクールの最高峰に位置づけられる同コンクールは、高校3年生までを対象としている。藤田さんは中学に上がった昨年、同コンクールに出場し、3位入賞を果たした。
本番当日、藤田さんは課題曲に続き、ホフマイスター作曲の『コントラバスコンツェルト第1番第1楽章』を演奏。音楽大学の入試にも用いられる難曲を巧みに弾きこなし、伸びやかな旋律を会場いっぱいに響かせた。
結果、同コンクール史上最年少で第1位を獲得した。
藤田さんは「このような賞を頂けたのも、周囲の方々が見守ってくださったおかげ。これからも感謝の気持ちを忘れず、さらに難易度の高い曲にも挑戦していきたい」と笑顔で話した。