光のご守護の不思議 – 視点
2023・10/4号を見る
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私たちの食卓に欠かせない魚やエビ、カニなどの水産物のうち、養殖ものの割合が半分以上を占めており、世界で年間1億1千万トン余りが生産されているという。
その養殖で注目を集める日本発の技術がある。特定の色の「光」を当てて、魚を早く大きく育てるという技術だ。
大分県の某養殖業者で養殖されるヒラメは、天井から吊るされた緑色のLEDライトで日中の12時間照らされる。このヒラメは水槽内をぐるぐると活発に泳ぎ回り、食欲も旺盛になる。こうした環境下では、通常の養殖と比べて、約1年間で重さが平均1.6倍になり、これまで1年近くかかった出荷までの期間を9カ月に短縮できたという。味や食感なども、従来のものと遜色ないそうだ。
なぜ緑の光を当てると魚の成長が早くなるのか?その詳しいメカニズムは解明されていないが、海の中では太陽光に含まれる赤や緑、青の光が届くかどうかは深さによって変わり、ヒラメやカレイが生息する深さ数十メートルの海に届く光は緑が主体となる。養殖する際も、本来の生息環境に近い光を浴びることで動きが活発になり、食欲も増すのではないかと推測されている。
「火・水・風」のご守護のうち、魚などの水産物からすぐに想起されるのは水のご守護だろう。また、海流に乗って動くので、風のご守護も受けている。
そして、光は火のご守護である。前述の養殖技術の不思議さは、天高く輝く光が、いかに海中の魚の生育に大切であるかを物語っている。
「おさしづ」に、「何処に居たとて可愛。心あれば日が照る。(中略)何程道が隔つといえど、心の理が運べば、十分の日が照るという」(明治25年12月6日)がある。「日が照る」という表現で、親神様の慈愛溢れるご守護を示唆されている。
私たち人間も、十分の日が照るご守護を頂戴できるよう、ともどもに感謝と喜びの心の理を、ぢばに、教祖に運んで、一段と成人させていただきたい。
(永尾)