「天理時報オンライン」AI音声による読み上げ機能など追加 – 道友社「全国社友大会」
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【AI音声対象記事】
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道友社(松村義司社長)の立教186年「全国社友大会」は9月25日、天理市民会館で開かれ、直属および教区代表社友ら計254人が参加した。
席上、あいさつに立った松村社長は、今年スタートした「天理時報オンライン」のサービス内容や利用状況を説明。利用者は漸次、増加傾向にあり、海外など郵送に時間を要する地域の教友から好評を得ているほか、過去記事や電子書籍の閲覧とともに、キーワード検索ができる「プレミアムプラン」は調べ物に便利という声を頂いていると、サービスへの反響を紹介した。
続いて、スタンダードとプレミアムの両プランにおいて、25日以降、音声コンテンツの提供を開始する旨を発表。新たに加わるのは、「AI(人工)音声による時報記事の読み上げ機能」「ラジオ『陽気ぐらし講座』の講演音源(現在『ラジオ講話』としてCD販売)」「オーディオブック」の三つ。松村社長は各コンテンツの概要を説明したうえで、今後はオンラインと紙面の双方の内容充実を図っていくとして、ようぼく信者の皆さんに、おぢばの情報や信仰にふれる大事な手段として、『天理時報』の購読とともに活用してもらえるよう、一層お取り計らいいただきたいと述べた。
また、今年リニューアルした『天理いきいき通信』の活用例や、態勢を改めた時報手配り活動の現状にも言及。後者については、コロナ禍を経て再開した後の手配り率が、現在も3割台を維持しているとして、引き続き手配りひのきしん者への後押しを行っていくと語った。
最後に松村社長は、道友社では現在、本紙で連載中の紙上輪読会「いつもの暮らしに『諭達』の心を」や「教祖140年祭この旬に一歩成人」などの企画を通して、教祖140年祭への意識の高揚や活動の紹介に努めていることを踏まえ、年祭に向けて役割を果たすべく準備を進めていきたいと話した。
この後、諸井道隆次長が登壇。現在絶版になっている『おさしづの手引』(桝井孝四郎著)を11月1日、新装刊行する旨を発表した。
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休憩をはさんで行われた記念講演では、本紙で「世相の奥」を連載中の風俗史家・井上章一氏が登場。京都をめぐるさまざまな歴史的背景を踏まえつつ、行政区分や地名などの由来と沿革について、ユーモアを交えながら語った。