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天理大学創作ダンス部(塚本順子部長)は、8月7日から10日にかけて神戸市の「神戸文化ホール」で行われた第35回「全日本高校・大学ダンスフェスティバル」創作コンクール部門(大学の部)に出場。2位相当の「NHK賞」を受けた。
全国の高校・大学のダンス部や有志グループなどが参加する同大会。国内唯一の創作ダンスの全国大会であることから、「ダンスの甲子園」とも称されている。これまで同大会への出場を重ねている同部は昨年、1位相当の「文部科学大臣賞」を初受賞した。
今大会の作品のテーマは、過剰生産による世界的な砂漠化の進行と利益追求主義がもたらす心の枯渇という、現代社会への問題提起。殺伐とした世界が広がるなか一滴の水に希望を見いだしていくというストーリーをもとに、「水」の動きを象徴するダイナミックな演技と、しなやかな表現を模索してきた。
今年は同部門に27校が出場。天理大は「Water vein――湧きあがるひと雫のその先に」と題するダンス作品を披露した。水脈を通る水が岩盤を打ち砕いて湧き出るさまを、表現豊かな踊りで演出。その結果、2度目となる「NHK賞」を受賞した。
小山結美佳キャプテン(4年)は「今年は『思いやり』を合言葉にチームの結束力を高めてきた。後輩たちには、周りの人への思いやりの気持ちを忘れず、目標に向かう過程を楽しんで頑張ってほしい」と話した。
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なお、同部は12月17日、奈良市のなら100年会館で単独公演を開催する予定。問い合わせは天理大学創作ダンス部へ。
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