【AI音声対象記事】
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兄弟ならば、(中略)たとい一銭二銭でも、持ち合わせている者が、互いに出し合って、これを小遣いに持って、さあ行っておいでや。と言うて、出してやってこそ、兄弟やで。
『稿本天理教教祖伝逸話篇』163「兄弟の中の兄弟」
センニチコウ
ウガンダの井戸掘り活動の支援を始めて、2年半以上が経ちました。
この活動について、2年前の小欄で取り上げたところ、数十人の読者から支援金が届きました。支援金は月に一度送金し、井戸建設の資材や機器の購入に活用されましたが、今年3月を最後に底をつきました。そのため、さらなる支援があるまでは送金できない旨を現地代表者Gさんに伝えました。
教祖140年祭活動の一環として、なんとか支援活動を継続できないものかと念じていたところ、常連の支援者から次々と支援金が届けられ、9月末、半年ぶりに送金することができたのです。Gさんからはお礼の言葉とともに、現地の状況について報告がありました。
Gさんによれば、この支援活動によって9基の井戸が完成し、1万2千人以上の村人が清潔な飲水の恩恵を受けているとのこと。一方で、いまだに多くの村から井戸建設を懇願する電話が後を絶たないといいます。Gさんは、今後とも可能な限り井戸を掘り続けるとの決意を新たにしているのです。
いま、この旬に求められる「一れつ兄弟姉妹の自覚に基づき、人々が互いに立て合いたすけ合う、陽気ぐらしの生き方」を実践するためにも、引き続きウガンダの井戸掘り活動を支援して行く覚悟です。
(足立)