【AI音声対象記事】
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Q. 15年前、仕事上の大きな失敗から人間関係がもつれ、引きこもるようになりました。いまでも当時のことを思い出すと苦しくなるので、外へ出られず、生活保護に頼って暮らしています。社会復帰するには、どうすればいいでしょうか。(40代女性)
A. 15年前から動けなくなってしまった心。つらかったですね。よくお手紙を書いてくださいました。社会復帰したいというあなたの気持ちを形にできるように、一緒に考えてみましょう。
まず、いまの生活はどうでしょう。いろいろな理由で昼と夜が逆転していませんか。「朝起きて服を着替える。玄関から外へ出て深呼吸する」。たとえできない日があっても落ち込まないで。明日があるのですから。「近くの教会に参拝する」という目標を立てたら、昨日より一歩でも歩数が伸びるかもしれません。
また、体調面も気になります。睡眠や便通を整えることも一つ。心療内科や精神科を受診していますか。カウンセリングで少しでも心が軽くなるといいのですが。定期的な通院は、これからの社会復帰にも役立つそうですよ。
もう一つは、社会への扉を開くことです。今回手紙を下さったように、社会にも助けを求めましょう。各地域には「ひきこもり地域支援センター」があります。市役所などで聞くと、つないでもらえます。ぜひ相談してみましょう。
さあ、自分を責めるのは終わりにしましょう。いままでも、これからも、教祖はきっとあなたのそばで見守ってくださっています。それを信じて、心を明るく保つことだけを考えてください。
回答者:吉福多恵子(濃飛分教会前会長夫人)