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爽やかな秋風が吹く親里では、秋季大祭に合わせて帰参する教友たちを迎える諸準備が進められている。
既報の通り、新型コロナウイルス感染防止対策として一時、運用を停止していた神苑の手水舎が、改修のうえ利用が再開されている。東境内地の手水舎に続いて、このほど南境内地の手水舎も利用が再開された。
本部神殿、教祖殿、祖霊殿では、本部在籍者や天理教校専修科生らの手によって、大掃除などが順次行われている。また、神殿の各礼拝場や教祖殿御用場などの障子の張り替えも併せて実施されている。
10月4日、本部在籍者、修養科生、おやさとふしん青年会ひのきしん隊の隊員、境内掛員らが、北礼拝場の障子張り替えのひのきしんに勤しんだ。
清々しい青空が広がったこの日。本部中庭に集合した修養科生たちは、すのこに寝かした障子を水で濡らし、手作業で障子紙を剥いでいく。桟に付いた糊は、布巾や剥がした障子紙で丁寧にこすり取る。
障子紙をきれいに剥がした後、障子戸に残った水気をしっかりふき取り、礼拝場へ運び込んだ。
この後、職人の手によって新しい和紙が手際よく張られた。
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立教の元一日に由来する秋季大祭が執り行われる10月26日。「諭達第四号」の発布から1年を迎えるなか、ぢばを慕って帰り集う教友たちを、新しく張り替えられた障子が迎える。