【AI音声対象記事】
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二ッ ふたりのこゝろををさめいよ
なにかのことをもあらはれる
「みかぐらうた」四下り目
2月中旬、桃の節句を前に、参拝場の後方に雛人形の飾りつけをしました。
内裏雛のほかに金屏風、雪洞、桜橘のみのシンプルな雛飾りは、いまは亡き母の嫁入りとともに教会へやって来ました。長らく押し入れの奥にしまい込んでいましたが、私たち夫婦が結婚して教会に住み始めてからは、参拝者の目に入りやすい場所に飾るようにしています。
数年前からは妻の発案で、人形の向きを互いに少しだけ内側に変えました。たったこれだけで、内裏雛の仲睦まじさが増したように感じられるから不思議です。
先日、大教会で開催された「教祖140年祭教会長夫妻おたすけ推進のつどい」に夫婦で参加しました。プログラムの中で特に印象的だったのは、2カ所の教会の動きを取り上げたビデオです。年祭の旬にふさわしい実動を期して奮闘する教会長と、それを支えつつ自らも積極的に行動する配偶者の姿を通して、「二つ一つ」と教えられる夫婦が心をそろえて歩む大切さを、あらためて胸に治めることができました。
この3月で結婚から丸11年を迎えます。掲出の「みかぐらうた」の「ふたり」の手では、一対の扇の面を神様のほうへ向けながら一歩、二歩と前進します。雛人形さながらに常にすまし顔とはいかなくても、心はしっかり神様のほうを向いて、教会長夫妻として初めて迎える年祭活動の歩みを共に進めていきたいと思います。
(榊)