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恒例の本部「田植え」は6月21日、天理高校農事部の杣之内農場で行われた。
初夏の親里の風物詩となっているこの行事は、「おふでさき」などの原典に見られる、農事にたとえて説かれた教理の内容を、実際に体験して深く味わおうという中山正善・二代真柱様の思いから始まったもの。昭和12年から80年以上にわたり、今日まで連綿と受け継がれている。
未明から大雨に見舞われたこの日。例年よりも開始時間を1時間遅らせ、雨がやんでから行われた。
午前11時すぎ、真柱様ご家族が農場にご到着。真柱様が水田の近くでご覧になるなか、はるえ様と大亮様ご夫妻は、本部在籍者、天理高校職員、農事部の生徒ら約160人と共に、素足で水田に入られた。
雲の合間から穏やかな陽光が差し込むなか、苗の束を手に一列に並んだ一同は、農事部生のかけ声を合図に、筋縄に結ばれた目印に沿って3本ずつ丁寧に植えつけていく。泥に足を取られないよう注意しながら、30分ほどで約4万5000本の苗を約15㌃の水田に植えつけた。
この苗は、4月16日の「はえでづとめ」で、かんろだいに供えられた種もみから育てたもの。今後は秋の収穫まで、農事部の生徒たちが除草や水量調節などの丹精に当たる。
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田植えの後、真柱様ご家族は、水田に隣接するビニールハウスで、スイカやトマトを手ずから収穫された。
恒例の本部「田植え」が行われ、約4万5千本の苗が植えられた(6月21日、杣之内農場で)