おやのことば・おやのこころ(2022年7月6日号)
そのぢばハせかい一れつとこまても
「おふでさき」十七号8
これハにほんのこきよなるぞや
はや夏至が過ぎ、梅雨明けのニュースが報じられています。海水浴、キャンプ、花火……。そんな楽しい夏の日々を、子供たちは指折り数えて待っていることでしょう。
自教会の少年会員たちも、きっと同じ気持ちだと思いますが、夏休みにおぢばで開催される「特別企画鼓笛お供演奏」への参加が、何より楽しみで仕方ないようです。子供たちを連れての団参は、実に3年ぶりとなります。この計画を発表した初夏の日の光景が、いまも忘れられません。
「やったー! おぢばに帰れる!」
目を輝かせて何度も跳びはねる子、ガッツポーズをする子……。幼児から中学生まで、その場に居合わせた全員が喜びを爆発させたのです。おぢばが大好きな気持ちが、ひしひしと伝わってきました。
実を言うと、おぢばの魅力が子供たちの心の中で薄らいでいないかという不安な気持ちがありました。一昨年、昨年と、コロナ禍の状況に鑑み、帰参の機会を設けてやれなかったからです。でも、その心配は杞憂にすぎませんでした。子供たちは仲間と一緒におぢばへ帰れる日を、いまかいまかと待ちわびていたのです。
「神殿に参拝して、回廊でひのきしんをして……」。人間の故郷ぢばで過ごす光景を、楽しそうに思い描く子供たちの姿を見ていると、こちらまでワクワクしてきます。
さあ、指折り数えて、夏のおぢば帰りの日を待ちましょう。
(大西)