本部神殿南東の上空から親里を望む。天理市から奈良市にかけて広がる奈良盆地の東端に位置する親里。写真中央に本部神殿。その南側には天理小学校、天理大学、天理高校が、西側には天理よろづ相談所「憩の家」病院などが所狭しと立ち並ぶ。
下の写真は、同じ角度から見た56年前の親里の様子。教祖80年祭が執行されたこの年、南北の礼拝場に加えて仮西礼拝場が増設され、年祭期間中は約200万人が帰参。南門南側の広場は、おびただしい数の団参バスで埋め尽くされた。
当時、おやさとやかたは、南左第4棟が天理大学校舎としてすでに使用されており、西右第2・3棟の「憩の家」も開所。神殿北西や南東には田園風景が広がっていた。
半世紀の歴史を重ねるなか、数多のようぼく・信者が親神様・教祖へのご恩報じの思いで真実を運び、詰所や学校、病院などの諸施設が整えられてきた。
その一方で、どれだけ時が流れても、元初まりに人間を宿し込まれた「ぢば」は、全人類の“魂のふるさと”であることに変わりはない。親里・ぢばに、今日も引きもきらず多くの人々が帰ってくる。