西日本学生大会初の3位入賞 – 天理大剣道部男子
天理大学剣道部男子は、先ごろ福岡県の久留米アリーナで行われた「西日本学生剣道大会」に出場、創部初の3位入賞を果たした。
昨年は個人2選手が「全日本学生剣道選手権大会」に出場したものの、団体戦では関西大会で敗退した。
「関西優勝」をスローガンに掲げる新チームは、全日本剣道大会でベスト16に入った実績を持つ林泰稚選手(4年)が主将を務める。攻撃力の高さが持ち味の音野真輝選手(同)、技巧派の小角亮輔選手(同)が脇を固める。
例年は冬場に「寒稽古」を行うが、今年は部内のコロナ感染もあって中止に。こうしたなか、日ごろの練習で素振りや打ち込み、切り返しなどの基本を忠実に繰り返すとともに、春休みには1週間の強化合宿を実施するなど、西日本大会に向けて調整を続けてきた。
3年前に行われた前回大会では、チーム初のベスト8入り。前回の記録を超えようと、気合を入れて臨んだ初戦は5‐0で快勝。勢いに乗ると、準々決勝の中京大学戦では、中堅の澤井翔選手(3年)の一本勝ちから4連勝し、5‐1で初の準決勝へと駒を進めた。
準決勝の相手は、前回大会優勝の同志社大学。先鋒の音野選手、次鋒の渡辺堅巳選手(同)らが奮闘して引き分けたものの、0‐3で敗戦。3位入賞となり、林主将が大会の優秀選手に選ばれた。
軽米克尊監督(36歳)は「創部初の3位は、苦しい中も辛抱強く戦った結果だと思う。OB・OGの方々に、とても喜んでもらえた。この結果を糧に、夏には関東で出稽古を行い、関西大会に向けて鍛え上げていく」と話した。
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なお、7月3日に東京・日本武道館で開催される「全日本学生剣道選手権大会」に、音野選手と河島太輔選手(2年)が出場する。
(6月29日記)