天理時報オンライン

生かされている喜びを胸に 90年続く「ひのきしんデー」


4月29日(金・祝)は全教一斉ひのきしんデー

私たちは、人間を創造された元なる親神から身体をお借りして、この世に生を享けています。そして、親神様のお働きによって、一時の休みもなく守られ生かされています。

このご恩への感謝や喜びの心を、態度や行いに表すことを「ひのきしん」といいます。ひのきしんに決まった形はなく、親神様にお喜びいただきたいとの思いでする行いは、すべてひのきしんになると教えられます。

ひのきしんは、いつでもどこででも、心一つでできる信仰実践ですが、一人の行いにとどまらず、多くの人が手を取り合って行えば、とても大きな力になります。そこで、年に一度、国内外で一斉に実動しようと申し合わせている日が「全教一斉ひのきしんデー」です。昭和7年に初めて実施され、今年で90年を迎えます。名所旧跡や、海岸、公園、公共施設の清掃などを、長年にわたって続けているところも数多くあります。

この日は、全国各地の人々が一手一つに、報恩感謝の汗を流します。多くの人々が生かされている喜びの心を、ひのきしんの態度に表すことで、社会に陽気ぐらしの輪が広がっていくことを願う日でもあります。