立教185年8月月次祭 – 涼風吹くなか
教会本部の8月月次祭は26日、中山大亮様祭主のもと執り行われた。
大亮様は祭文の中で、永の年月、変わらぬご守護と厚き親心をもって陽気ぐらしへとお導きくださる親神様のご厚恩にお礼申し上げたうえで、「私どもをはじめ教会長、ようぼく一同は、新型コロナウイルス感染症の拡大や自然災害など、さまざまな事情をお見せいただく中に、たすけを急き込まれるをやの思召を悟らせていただき、教祖のひながたを頼りに、世界たすけの道を力強く、一手一つに勇んで歩ませていただく決心でございます」と奏上された。
この後、かぐら・てをどりが陽気に勤められた。
この日の親里は朝から雲に覆われたが、時折、神苑内に秋の気配を思わせる涼風が吹き抜けた。参拝者は一心に「みかぐらうた」を唱和した。おつとめの後、三濱善朗本部員が神殿講話に立った。
三濱本部員は、教祖140年祭に向けて今年の秋季大祭に発布される「諭達」の意義について話を進めた。
その中で、教祖1年祭と5年祭が勤められた当時を振り返ったうえで、5年祭へ向けて三年千日のひながたの道を通るよう示された「おさしづ」を引き、この二つの年祭を通じて、のちのちの年祭を勤めさせていただく心の規範ができたのではないかと話した。
そのうえで「私たちは、その精神を踏襲し、さらには諭達に込めてくださる真柱様の思いに沿って、新たな年祭に備えるのが、ただいまの旬であると思案する」と語った。
最後に三濱本部員は、次の諭達について「一行たりとも疎かにせず、身につく楽しみを持って発布をお待ち申し上げたい」と述べた。