天理中学校箏曲部は7月24日、第40回「全国小・中学生箏曲コンクール」中学校・団体の部に出場し、第2位相当の銀賞を受賞した。
2018・19年の同大会で、2年連続金賞に輝いた同部。一昨年は新型コロナウイルスの影響でコンクールが中止となったが、昨年は映像審査のみのコンクールとして開催され、銅賞に入った。
同コンクールに向けて今年4月、竹村瞳コーチの指導のもと、有名曲である『春の詩集』(牧野由多可作曲)の練習を始めた。この曲は比較的難易度が高い曲目という。
コロナ禍で思うように練習時間が取れずにいた同部では、感染防止対策を講じたうえで、平日に集中して練習を行った。
一方、演奏会は依然として開催できない状況が続いていたため、舞台経験を積まないまま大会に臨むことになった。
当日は広島県福山市で審査が行われ、2、3年生の部員13人は練習の成果を遺憾なく発揮し、銀賞を受賞した。
加納愛美キャプテン(3年)は「部員の心を一つにするため、パート練習を工夫した。銀賞が取れてうれしい」と話した。