紀の川市の吉田陽名子選手(小学6年・紀内分教会ようぼく、豊さんの長女=写真右)は先ごろ、女子小学生による軟式野球の全国大会である「NPBガールズトーナメント2022全日本女子学童軟式野球大会」に和歌山県代表として出場。チームの初優勝に貢献した。
幼いころから体を動かすことが大好きで、小学3年生のとき地元の学童軟式野球クラブチームに所属。4年生からは掛け持ちで地域の女子軟式野球チームでプレーしている。
チームでは、主力選手として活躍。持ち前の運動センスで、攻守をオールラウンドにこなすプレーが評価され、今年2月ごろ、和歌山県選抜チーム「和歌山ハーモニーズ」のメンバー入りを果たした。
7月末から行われた全国大会では、内野手として全試合に出場。初球からバットを振る積極的な打撃で活躍した。
迎えた決勝戦では、吉田選手が一番打者に抜擢。大一番でも勝負強さを発揮してヒットを放ったほか、エラーなしと攻守でチームを牽引した。その結果、チームは7‐1で勝利。吉田選手は、和歌山県勢の初優勝に大きく貢献した。
天理高校野球部OBで、同部が初優勝を飾った平成9年の「第69回選抜高校野球大会」でベンチメンバーだった父の豊さん(42歳=写真左)は、「娘が教会に参拝するときには、信者さんに声をかけたり、子供の話し相手になったりするなど、周囲に気を配れる明るい性格。大会でも最高のチームプレーを見せるなど、しっかりと持ち味を発揮してくれた」と語った。