「おぢば伏せ込みひのきしん」提唱 – 奈良教区
奈良教区(上村善孝教区長)は、おぢば帰りの際に本部神殿内のトイレ掃除を推奨する「おぢば伏せ込みひのきしん」を提唱。「コロナ禍でもできることをさせてもらおう」との思いで、5月1日から12月末まで期間を設けている。
同教区では、たとえ些細なことでも貴重な報恩の行為であり、その小さな誠真実の集積によって陽気ぐらし世界へ近づいていくとの考えから、教会や個人で本部神殿で参拝した際に、隙間時間を利用して伏せ込みひのきしんに取り組むことを促している。神殿内の各トイレでは連日、管内の教友によるトイレ掃除が行われ、開始から1カ月間の参加者は延べ300人を超える。
また、この提唱には“次なる成人の一里塚”に向けての準備期間の意味合いも込められているという。
上村教区長は「伏せ込みは、たとえ目に見える成果が出なくても、真実を尽くして御用をすることが大切である。来る三年千日の旬に向けて、ひのきしんの本質でもある自発的な精神を身につけてほしいとの思いで始めた。報恩感謝の行いから生まれる『喜ぶ』『勇む』の二つを胸に、自ら進んで伏せ込みを続けるきっかけにしてもらえれば」と語る。
報恩感謝の汗を流す
教会や個人単位での自主的な取り組みが続くなか、6月9日、南奈良支部(今井和人支部長)の呼びかけにより、管内の教会長やようぼくら41人が伏せ込みひのきしんを行った。参加者は、おつとめを勤めた後、殿内の各トイレでひのきしんに勤しんだ。
参加者の一人、山澤安治さん(63歳・梅道分教会ようぼく・奈良県大和郡山市)は、定年を迎えた感謝の思いを胸に参加。「定年まで仕事ができたことへの長年のご守護に思いを至し、何かできることをさせていただきたいと考えていた。トイレ掃除はもちろんのこと、日常生活の中でも自分にできるひのきしんを見つけて、感謝の思いを表していきたい」と話した。
なお、南奈良支部の「おぢば伏せ込みひのきしん」の様子を、下記URLから動画で視聴できる。
https://www.tenrikyo.or.jp/yoboku/movie/news_20210611/