友人夫婦の姿に思い新たに – 読者のひろば
石井秀政(34歳・福岡県久留米市)
教会長の後継者である私は、教会の御用をつとめながら、毎日のように戸別訪問や神名流しを続けている。
信仰初代である高祖母は、がんの身上をたすけていただいたのを機に入信した。そのご恩に報いるためにも、と歩いているが、うまくいかないことも多く、断られたり、叱られたりすることもしょっちゅうだ。
そんななか、京都に住む友人から、未信仰の妻が初席を運ぶことになったと連絡があった。仕事が忙しく、なかなか話を切り出す機会がないと聞いていたので、以前から私も「良い巡り合わせがありますように」と、神様にお願いしていた。
きっかけは、コロナ下でお互い家にいる時間が増えたことだったらしい。彼は、妻がお道に興味を持ってくれたことをうれしそうに話した。
昨年12月、夫婦そろっておぢばへ帰り、奥さんは無事に初席を運んだ。その日、同行させてもらった私は、二人の姿を前にして、「にち/\に心つくしたものだねを 神がたしかにうけとりている」(おふでさき号外)の一節が心に浮かんだ。
日々積み重ねたつとめが無駄になることはない。たとえ、そのときはうまくいかなかったとしても、神様がその心を受け取ってくださり、ここぞというときにお働きくださるのだと実感した。
いまだコロナの影響は続いているが、これからも歩みを止めることなく、いまだからこそできることを模索しながら、一層にをいがけに努めていきたい。
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