法務大臣表彰
多年の更生保護活動を称えられ、先ごろ法務大臣表彰を受けた教内の保護司3氏を併せて紹介する。
“おたすけの心”で更生支援
東京の中本恭行さん
中本恭行さん(68歳・都京分教会前会長・豊島区)は、平成12年に地域の保護司会から推薦を受けて保護司を委嘱。以来、対象者と毎月の面談を続け、これまで16人の自立更生に携わってきた。
また、対象者の釈放後の住所などの帰住環境を調査し、受け入れ態勢を整える「生活環境調整」にも取り組み、これまで18人の社会復帰に尽力した。
中本さんは「これまで関わってきた人の中から再犯者が出ていないことを大変ありがたく思う。これからも、おたすけの心で更生の手助けを続けていきたい」と話している。
(東京・赤阪代表社友情報提供)
難渋する人々にたすけの手を
北海道の柏葉良一さん
柏葉良一さん(72歳・湧宝分教会長・美幌町)は、平成16年に保護司を委嘱。これまで対象者10人の更生保護に努めてきた。さらに、保護司会活動にも積極的に取り組み、今年度から美幌地区保護司会長を務めている。
また、柏葉さんは昭和57年、町内でサッカー少年団を立ち上げ、61年には更生保護に関わる人のための「社明杯少年サッカー大会」(主唱=法務省)を地域で初めて開催した。
柏葉さんは「“底なしの親切”を心がけて活動してきた。これからも、地域社会で難渋する人々にたすけの手を差し伸べていきたい」と語った。
(北海道・倉内社友情報提供)
女性出所者の社会復帰を後押し
徳島の三ツ井道興さん
三ツ井道興さん(76歳・徳島分教会長・徳島市)は平成18年、地域の保護司からの推薦を受け、保護司を委嘱された。
以来、犯罪者や非行少年の更生、教内外の更生保護の啓蒙活動にも従事してきた。
また、24年には自教会で女性出所者を対象に「自立準備ホーム」を開設。これまで10人を受け入れ、生活指導を行ってきた。
三ツ井さんは「教祖のひながたを頼りに、優しい心を意識して御用をつとめてきた。これからも、お与えいただくつとめに全力で励んでいきたい」と話した。
(徳島・魁生代表社友情報提供)