娘が分娩台で聞いたおつとめの音と産声 – 家族のハーモニー
妊娠中も人のために 1年間、丹精したバラの木に、今年も深紅の花がこぼれるように咲いた5月初旬、娘夫婦に女児が誕生した。 昨年、妊娠の報告を受けたときは、新型コロナウイルス感染症の第2波により、社会全体・・・
妊娠中も人のために 1年間、丹精したバラの木に、今年も深紅の花がこぼれるように咲いた5月初旬、娘夫婦に女児が誕生した。 昨年、妊娠の報告を受けたときは、新型コロナウイルス感染症の第2波により、社会全体・・・
アニメ映画の巨匠・宮崎駿監督が率いる「スタジオジブリ」のある作品に、『纏向遺跡』という題名の本がさりげなく登場する場面がある。長年、ヤマト王権の中心地、邪馬台国の候補地と目されてきた遺跡だ。 平成21・・・
人間は、どんなことでも心で思うことができます。心は時間や空間を飛び越え、自由に思いを馳せることができます。しかし、当然のことながら、思ったことのすべてが、その通りになるわけではありません。 幸せになり・・・
たぶん誰も気に留めないと思いますが……。細い路地の古いレンガや板壁の前にあったサビついた自転車は、僕にとって格好のモデルです。 写生場所……徳島市 西薗和泉(にしぞの・いずみ)1960年、奈良県天理市・・・
今日は恥を忍んで、最近、実際にやってしまった大ポカの話をします。 □ スマートフォンの調子が悪くなったのです。通話中、こちらの声が届かないことが、しばしば起こるようになりました。普通に話していても、相・・・
山の辺の道は、古墳の道でもある。天理から桜井方面へ向かうと、時折、畑に姿を変えた小さな古墳を目にする。さらに進むと、こんもりとした巨大古墳の森が現れる。 まず左手に西殿塚古墳(全長230m)、その先に・・・
アメリカのある大学の研究チームが、メジャーリーガー約200人が何歳まで生きたかを調べたところ、選手名鑑の写真が笑顔だった選手は、そうでない選手よりも平均で7年、長生きしていることが分かりました。笑顔に・・・
『中島みゆき第二詩集四十行のひとりごと』に収載されている、名曲『時代』が世に出るストーリーを綴った「ぜったいグランプリ」の朗読映像を、7月17日まで、本書の特設ページおよびYouTube上で限定特別公・・・
「通学路にある教会の奥さんは、私が落ち込んでいると、いつも『負けるが勝ち』と言って笑ってくれます。それを聞いて、悔しい気持ちも治まることがあります。どうして、そう言えるのでしょう……。私もあんな人にな・・・
親神様は、子供である人間を苦しませようとはなさいません。 ※『稿本天理教教祖伝逸話篇』……信仰者一人ひとりに親心をかけ、導かれた教祖のお姿を彷彿させる二百篇の逸話が収められていて、教理の修得や心の治め・・・
梅雨空のなか、山の辺の道を桜井市方面へ向かった。知人から大神神社のササユリが咲いたと聞いて、この目で見に行くことにしたのだ。この花は、同社のご神花として大切に育てられている。 かつては、ご神体の三輪山・・・
初夏に白く大きな花を咲かせます。蕾の状態で花瓶に活けると、咲かずにしおれたり、咲いても、すぐに花びらが茶色くなります。 芳香を放つのもわずかな時間です。それだけに、開花の瞬間に立ち会えたときの喜びはひ・・・
半世紀以上にわたって大衆演劇の世界を牽引し続ける俳優の梅沢富美男さん。近年はバラエティー番組などにも多く出演し、俳人・夏井いつきさんとの互いに歯に衣着せぬやりとりも毎回人気を集めています。 「すきっと・・・
「部活、辞めます」 高校に入学したS子が、迷わず入った部活がバレーボール部でした。小学校から続けてきたセッターのポジションにやりがいを感じ、技術に磨きをかけて思う存分バレーを楽しみたいと、そんな希望を・・・
わが子の成長する姿を見るのは、うれしいものです。けれども時に、それを物足りなく思ってしまうことがあります。それは、ほかの子供と比べるからではないでしょうか。 子供の成長の仕方は一人ひとり違います。です・・・
「毎朝、公園の清掃をしている婦人がいます。声をかけると、天理教を信仰している方で、『ひのきしん』をしているとのこと。聞いたことのない言葉ですが、奉仕活動のようなものでしょうか」と、幼児を連れたお母さん・・・
いまは大人も子どもも折り目やけじめがなくなって、何事にせよ、だらしなく感じるのは、おばあちゃんの見方かしらねえ。 自然の世界でも、夏から秋になるのに何月何日からとはっきり区切れるわけではないけれど、や・・・
風薫る山の辺の道、この季節の風物の一つが「柿若葉」だ。透き通った柔らかな新緑が目にまぶしい。 柿は俳句の季語でお馴染みだが、意外にも『万葉集』には登場しない。とはいえ、日本に自生していたようで、縄文、・・・
満足とは、その字が示すように、満ち足りることである。人間、求めることが満ち足りると、それ以上の進歩がない、ともいわれる。なるほど、そうには違いない。 問題は、自らの思いにこだわり、それを他者に求めすぎ・・・
いまや遺物といってもいい存在。この電話ボックスの横をよく通りかかるのですが、一度も中に人が入っている姿を見たことがありません。大学時代は、下宿近くの電話ボックスをよく利用しました。ボックスに向かって、・・・