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「憩の家」祈りの看護

患者のいのちを“祈りの心”で懸命に支えるナースたちの物語。

1996年9月 発売

紙の本の価格:¥1,320(税込)
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【著者プロフィール】

平 葉子 (たいら・ようこ)

1951年、広島県生まれ。73年、天理高等看護学院卒業。以後、天理よろづ相談所病院「憩の家」に勤務。同院看護部長、天理看護学院副学院長、奈良県看護協会会長などを歴任。2021年7月より、奈良市立看護専門学校校長。

  • 序文 新納京子
  • 第1章 一人の患児と家族のきずな
    • 外気に触れたことのない健ちゃん
    • 長期入院で深まる家族のミゾ
    • 一つの文献がヒントに
    • 総力あげ“健ちゃん脱出作戦”
    • ついに退院、家族の団らんかなう
  • 第2章 66病棟誕生物語
    • 思いがけない人事異動
    • まず物品の準備から
    • 寄せ集めナースたち奮闘す
    • わが家での“ナースおとまり会”
    • 彼女たちを覆うテントになろう
  • 第3章 トラブルから学ぶ日日
    • 患児の母親の心をつかめ
    • “この花ある限り”理想求めて
    • 「あんたには来てほしくない!」
    • 各科部長からの“愛のムチ”
    • チームワークの救命がエネルギー
  • 第4章 模索の中から光明
    • 専任ナースの配置
    • 「祈り(おさづけ)しかない!」
    • 「祈り」と「医療」の中で
  • 第5章 “誠真実”こそ看護の基本
    • 「祈り(おさづけ)」中で心は育つ
    • 「祈り」を拒まれたとき……
    • 不登校児S君の未来を支えて
  • 第6章 挫折とそして向上と
    • 責任の重さにあえぐナース
    • 人間関係のむずかしさヒシヒシ
    • レクリエーションでストレス発散
    • よりよい看護を提供するHCUの誕生
  • 第7章 励ましを力にさらなる前進
    • 担当看護婦が涙したある医師からの手紙
    • 患児を母親の胸に戻したナース
    • 末期がん患者“涙の日記”
    • 孤独な食道がん患者に笑顔が
    • 一丸となり「在宅で最期を」実現へ
  • 第8章 病む人のQOLに焦点を
    • 心臓血管外科ドクターとの連携
    • 放射線科ドクターとの連携
    • QOLにナースの積極的な主張
  • 第9章 ふりかえれば
    • 父母の意思を継いで
    • バトンタッチの日
  • あとがき
  • 天理よろづ相談所「憩の家」紹介
  • コラム
    • 修理・肥と陽気ぐらし
    • 「おやさとやかた」と親里ぢば
    • 天理准看護婦養成所と天理看護学院
    • おさづけ(の理)
    • 出直し
    • 八つのほこり
    • QOL
    • インフォームド・コンセント

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