古からの風景に思いを馳せて 神意と人間思案のはざまで – 逸話の季
10月も半ばに差しかかりました。もうすぐ、秋季大祭です。 いまから40年ほど前のこの月に、北海道から自転車でおぢば帰りをしました。このときは自転車での帰参が目的ではなくて、ある人の自転車をおぢばへ届け・・・
10月も半ばに差しかかりました。もうすぐ、秋季大祭です。 いまから40年ほど前のこの月に、北海道から自転車でおぢば帰りをしました。このときは自転車での帰参が目的ではなくて、ある人の自転車をおぢばへ届け・・・
9月になりました。日本では「4月入学」が一般的ですが、欧米の国々ではむしろ「9月入学」が一般的です。30年ほど前のこの時季、到着したばかりの留学先で親里のライブカメラ映像を見て、世界がとても小さくなっ・・・
7月です。真っ青な空に、真っ白な雲がふんわりと浮かんでいます。真夏の空の色は、還暦を過ぎた私が子供だったころと何も変わりません。この時季の空を見上げると、当時は長期入院中だった母の実家の教会へ参拝する・・・
新緑の季節になりました。鮮やかな緑や花の彩りが青空に映える季節なのですが、今日は朝からあいにくの雨が降っています。とはいえ、5月は早苗を植える月でもあります。 この時季以降の雨は、秋の豊かな実りのため・・・
4月です。桜の開花のニュースに、心躍る時季になりました。 特に大切な報せでもないのに、桜前線の動きに一喜一憂するのは、春の訪れが職場や学校での新たな出会いや新生活への期待につながっているからでしょうか・・・
2月です。暦のうえでは春ですが、いつもは1年で最も寒さの厳しい時季です。ところが今年は、暦そのままに暖かい日が続いています。毎年、同じサイクルで季節が移り変わるように感じていても、やはり昨年と今年は違・・・
冬至がすぎて立春も近づき、少しずつ日が長くなってきました。とはいえ、まだ手のかじかむ寒さが続いています。 子供たちが拾ってきたどんぐりが芽を出し、大きく成長したクヌギの木は、冬枯れのあとに今年も大きく・・・
11月半ばだというのに、今日は朝から雪が降り続いています。つい先日まで暖かい日が続いていたのに、まるで秋を飛び越して、夏の後にすぐ冬が来たかのようです。 白い雪に埋め尽くされた庭の風景の中で、まだ落ち・・・
風を利用し、全長50メートル以上にも及ぶ巨大な風車を回して発電する風力発電。1990年代後半、環境問題への取り組みの一つとして、国の補助を受け、全国各地に風力発電所が建設された。しかし20年以上が経っ・・・
瀬戸内海に面した広島市江波地区にある、中華そば「陽気」本店。創業66年の老舗ラーメン店には、常連客をはじめ多くのラーメンファンが訪れる。 メニューは「中華そば」一品のみ。シンプルに盛り付けられた一杯は・・・
自転車運転中の携帯電話の使用と酒気帯びに対する罰則を強化した改正道路交通法が1日、施行された。今後は、停止中を除いて、運転中の通話や画面注視への罰則が強化され、酒気帯び運転とほう助(運転する恐れがある・・・
過日、筆者の教会に一人の青年が参拝に訪れた。数年前から宗教に興味を持ち、幾多の教団本部にも足を運んだ。その中で一番感銘を受けた教えが天理教であったという。 今年の春季大祭には彼一人でおぢばへ帰り、教理・・・
七ッ なんでもこれからひとすぢに かみにもたれてゆきまする 「みかぐらうた」三下り目 爽やかな秋空が広がった日、教祖殿で結婚式を挙げる新郎新婦の姿がありました。初々しい二人の晴れやかな表情を遠目に・・・
たいないゑやどしこむのも月日なりむまれだすのも月日せわどり 「おふでさき」六号131 わが家では、9月下旬から10月上旬にかけて“誕生日ラッシュ”を迎えます。妻、次男、筆者、父、そして長男。ちょうど中・・・
「こんばんは! おかえりなさい」 8月25日午後6時、夕立の後の涼しい風が吹く神苑に、天理小学校の児童たちの明るいあいさつが響く――。 この日、本部神殿の南・東礼拝場前で、履き物世話のひのきしんに取り・・・
夏のおぢばに帰ってくる、子供たちの笑顔が見たくて――。 「こどもおぢばがえり」の開幕が近づくなか、親里各所では、帰参した子供たちが安全に安心して行事を楽しめるよう、本部勤務者や管内学校の学生、各教区の・・・
災救隊の宿営地として協力 石塚愛子さん珠洲市の和洋菓子店「メルヘン日進堂」代表取締役 被災地の和洋菓子店経営のようぼくが作るお菓子を通じて、被災者の心に寄り添う 。「令和6年能登半島地震」・・・
ネパールで女性初の「外国人叙勲」受章 アミーラ・ダリさん70歳・谿郷分教会教人 南アジアのネパールで長年、緑化、農村部の地域開発、女子教育に取り組んできたアミーラ・ダリさん(70歳・谿郷分教会教人)は・・・
Q. 小学生の息子は登校の際、お茶を入れた水筒を持って行くのですが、水筒を忘れたときは、「学校の水道水は美味しくない」と言って、決して飲まないのです。脱水症状を予防するためにも、水を飲ませる方法はない・・・
Q. 数年前に母が亡くなり、父は現在、独りで暮らしています。家事をしないので家の中は荒れ放題。生活習慣を見直すよう注意しても聞かず、自由な暮らしを謳歌しています。健康にも無頓着なので、何かあったらと心・・・
ある生物学者が次のようなことを述べていました。「科学は現象の『How(どうやって?)』を解き明かすことは得意ですが、生命の存在意義『Why(なぜ?)』に迫ることは、科学の領域を超えることだと考えられて・・・
夏に決まって思い出すのは、南極の皇帝ペンギンのことです。この時季は南極の冬に当たり、太陽が昇らない極夜のなか、彼らは体を寄せ合い、まるで一つの生命体のようです。わずかな熱も逃さないように、密に、密に。・・・
このごろ、漢字が書けなくなったという声を、中高年のかたがたから、よく聞く。読めはする。しかし、書こうとしても、字の形が想いだせない。あるいは、筆順がわからなくなっているという人に、よくであう。 なぜ、・・・
新型コロナとよばれた感染症への恐怖は、ずいぶん弱まった。もちろん、まだ発病する人は少なくない。しかし、ひところとくらべれば、われわれのおびえは、よほど小さくなっている。 気がつけば、私の職場でもオフィ・・・
明治19年2月18日(陰暦正月15日)、心勇組の信者が大勢お屋敷へ参詣に来て、十二下りを勤めたいと願い出た。目下、警察の厳しい取り締まりがあるからと、お屋敷では申し出を断ったが、上村吉三郎講元ら一部の・・・
『稿本天理教教祖伝逸話篇』29「三つの宝」によれば、あるとき教祖は、のちの本席・飯降伊蔵に掌を拡げるよう促され、籾を三粒持って、「これは朝起き、これは正直、これは働きやで」と仰せになり、一粒ずつ伊蔵の・・・
信仰生活の中で、よく耳にし口にもする「成人」という言葉。「成人の旬」とか「心の成人」とか「成人目標」など、年祭活動中であればなおさらである。 一般的には大人の意味で使われるが、お道の「成人」とはどうい・・・
ご存じ、通信販売大手の「ジャパネットたかた」。以前、学生担当委員会発行の『Happist』の取材で、長崎県佐世保市にある本社へ赴き、創業者である髙田明氏のお話を聞く機会に恵まれた。 社長時代、テレビで・・・
四コマ漫画のもとになった「子どもの頃の心というのは」(音声番組「天理教の時間」)は、こちらから聴けます
四コマ漫画のもとになった「子どもの頃の心というのは」(音声番組「天理教の時間」)は、こちらから聴けます。
67年前の昭和31年1月26日。教祖70年祭の参拝後、地元への団体列車を引率する教会長は、教祖の膝元へ帰った喜びを次のように語った。 「小さい教会で、いつの(本部)大祭にも50、60名くらいしかお伴で・・・
昭和21年に執行された教祖60年祭。終戦直後の食糧難や不十分な交通事情に見舞われるなか、存命の教祖を慕って、大勢のようぼく・信者が帰参した。「晴れの祭典に集う人、人、人、二十六日を目指してどっと押しよ・・・
おやしきの北東には、教祖のご在世当時の風景を彷彿させる豊かな田園風景が広がり、親神様にお供えするお米が昔ながらの方法で栽培されている。最終回は収穫からお供えまでを紹介する。 10月11日から24日にか・・・
おやしきの北東には、教祖のご在世当時の風景を彷彿させる豊かな田園風景が広がり、親神様にお供えするお米が昔ながらの方法で栽培されている。今回は「稲刈り」の様子を紹介する。 10月11日、いよいよ稲刈りが・・・
朝、ある親子が満員電車に乗り込んできました。小学4年生くらいの男の子が「学校へ行きたくない!」と大声で泣き叫んでいます。あまりに大きな声なので、周囲の乗客も困惑気味です。お母さんが「静かにして。どうし・・・
教祖140年祭へ向かう三年千日の2年目を終えようとしている。各地では、青年会員があらきとうりようの使命を胸に、布教実動の先頭に立つ。ここでは、韓国へ渡り布教研修会を実施した青年会中津分会と、「千葉県一・・・
このごろ、漢字が書けなくなったという声を、中高年のかたがたから、よく聞く。読めはする。しかし、書こうとしても、字の形が想いだせない。あるいは、筆順がわからなくなっているという人に、よくであう。 なぜ、・・・
岸本葉子・エッセイスト 巨大地震への注意が呼びかけられて以来、防災は気にしている。家にいても、危険箇所はないかという目でつい見てしまう。 歯みがきをしていて思ったのは「洗面台の上の収納は対策が要るな」・・・
読者の皆さまの中には、子供の偏食、好き嫌いに悩む方が少なくないのではないでしょうか。私どもの「こども食堂」でも、毎回150食ほどの食事を提供していますが、いつも頭を抱えるのは献立です。 献立は、地域の・・・
新型コロナとよばれた感染症への恐怖は、ずいぶん弱まった。もちろん、まだ発病する人は少なくない。しかし、ひところとくらべれば、われわれのおびえは、よほど小さくなっている。 気がつけば、私の職場でもオフィ・・・
教祖140年祭へ向かう旬に、全国各地の教会が布教拠点となり、ようぼく・信者が一手一つに実動する――。 年祭活動のさなか、ようぼくがさらに強い意識をもって布教活動を行い、世界へ教えを広めようとする「全教・・・
佐藤隆成さん29歳・西札幌分教会長後継者・札幌市 教祖140年祭へ向かう三年千日活動として、一昨年から1日5部のパンフレット配りと、時間を見つけては戸別訪問に歩いている。 普段、仕事をしながら教会の御・・・
今夏は全国各地で最高気温が35度を超える「猛暑日」が続いています。年間猛暑日の日数は、昨年記録された群馬県桐生市の計46日が歴代1位でしたが、今年は福岡県太宰府市で計46日(3日現在)を数え、記録の更・・・
私は京都の西郊、嵯峨野でそだった。渡月橋の北側で、歩くと十数分ほどのところである。今は人家が密集している。だが、私のおさなかったころは田畑のひろがる農地であった。1960年代のはじめごろまでは。 あた・・・
下駄履いて橋のたもとへ川開東京都 吉田柳哲 甚平やポーカーフェイスの世の憂い横浜市 番家達也 青空を擽るごとし合歓の花今治市 仙波絹子 甘露台へそそぐ金色夏至のぢば天理市 北 をさむ 毎日が梅干のある・・・
突然に丈夫な妻が床に臥し我が家はさながら皆既日食所沢市 岡田陽一 花開くその瞬間を見るという夫はひなたの猫のごとなり旭川市 笠井博美 めまいして悩むところに布教師のおさづけ嬉し八十路生きたり名古屋 伊・・・
大西あゆみさん53歳・扇橋分教会ようぼく・埼玉県春日部市 一昨年、教祖140年祭に向けて毎月100枚のにをいがけチラシのポスティングを心に定め、毎日の通勤中に5軒のお宅に配ることを続けています。 専門・・・
「こんばんは! おかえりなさい」 8月25日午後6時、夕立の後の涼しい風が吹く神苑に、天理小学校の児童たちの明るいあいさつが響く――。 この日、本部神殿の南・東礼拝場前で、履き物世話のひのきしんに取り・・・
私どもの「こども食堂」では、「こども食堂」について研究したいという中高生や大学生を受け入れ、その役割や格差・貧困、発達障害などをテーマに共同で研究を行っています。 3年ほど前、県内の私立女子中学生のグ・・・
日本人は、ねむる力が弱いという。国際的にくらべれば、睡眠時間は短いほうだと、言われている。この点については、統計的な各国比較のデータも、見せてもらったことがある。たしかに、世界の中では、夜ふかしがすぎ・・・
夏のおぢばに帰ってくる、子供たちの笑顔が見たくて――。 「こどもおぢばがえり」の開幕が近づくなか、親里各所では、帰参した子供たちが安全に安心して行事を楽しめるよう、本部勤務者や管内学校の学生、各教区の・・・
いまだ記憶に新しい東京オリンピックから、はや3年。7月26日から17日間の日程でパリオリンピックが開催されます。東京五輪では、日本勢は金27個を含む過去最多の58個のメダルを獲得し、たくさんの感動をも・・・
梶間 歩さん(32歳・紀上分教会長後継者・和歌山市) 天理大学卒業後、母校である天理教校学園高校の職員を経て、昨年、自教会に戻った。現在は、敷島大教会の青年会行事や支部の行事などに積極的に参加している・・・
海外できみょうな日本料理を見かけ、あきれたことがある。こんなものは、もう和食じゃない。下手物だ。たとえば、トウフでチャーハンをつつむ「イナリズシ」などを食べて、そう思う。 おりめただしい日本食を、ちゃ・・・