一年回顧 立教184年
立教184年は、昨年に引き続き、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、教内のさまざまな行事や活動が大きく制限された。
教会本部は4月1日、新型コロナウイルス感染拡大の終息を祈念し、本部神殿でお願いづとめを勤めた。以後、毎月1日に勤められた(5月は12日)。
恒例の「全教一斉ひのきしんデー」は、感染症対策を十分に講じたうえで実施。地域の会場のほか、教会やようぼく家庭周辺で報恩感謝の汗を流した。
また「全教一斉にをいがけデー」は「身近な人へ御教えを伝えよう」をテーマに掲げ、にをいがけに歩いて回ることが難しい状況のなか、それぞれ“身近な人へのにをいがけ”に取り組んだ。
「立教184年こどもおぢばがえり」が中止を余儀なくされるなか、少年会本部は今夏、「夏休みこどもひのきしん」を提唱。家族連れで帰参した子供たちが、親里でひのきしんに励んだ。また、昨年に引き続き「特別企画 鼓笛お供演奏」も実施された。
一方、コロナ下の各種行事や活動では、インターネットを活用した“オンライン開催”が定着。親里をはじめ各地でオンライン研修会なども行われた。
修養科が開設80周年、集会が発足80周年、災害救援ひのきしん隊(=災救隊)が結成50周年の節目を迎えた。また、7月から8月にかけて各地で大雨となり、災救隊島根教区隊などが被災地へ出動した。
親里では、帰参者の便宜を図るため、西泉水プール前広場にあるお茶所がリニューアル。子供用遊具のあるカーペットフロアなどが設けられた。
天理大学ラグビー部が「全国大学ラグビーフットボール選手権大会」で初優勝。東京オリンピック・東京パラリンピックでは、天理勢がホッケーや水泳などの競技に出場したほか、天理大学OBの大野将平選手が柔道男子73キロ級で連覇の偉業を成し遂げた。
秋ごろには、全国的に新規感染者数が減少傾向となり、教会単位や家族連れで帰参するケースも。神苑周辺でひのきしんに勤しむ帰参者の姿が数多く見られ、にぎわいが戻ってきた。