教友が監督のチーム「一手一つ」に全国制覇 – 静岡のドッジボールチームDOKKY’S
工島丈春さん(48歳・駿一廣分教会ようぼく・静岡市)が監督を務めるドッジボールチーム「DOKKY’S」は先ごろ、第30回「全日本ドッジボール選手権全国大会」(日本ドッジボール協会主催)に静岡県代表として出場。初優勝を果たすとともに、工島さんが優秀監督賞、工島さんの三男でキャプテンである啓心君(小学6年)が優秀選手賞を、それぞれ受賞した。
チーム結成は平成12年。静岡市の幼稚園で体育指導をしていた工島さんが、本紙で「天理ドッジボールフェスティバル」の開催を知ったことがきっかけだった。「子供たちがおぢばに帰る機会をつくりたい」との思いから、幼稚園でドッジボールクラスを設けたところ、多くの子供が参加した。
以後、天理ドッジボールフェスティバルへの出場を続ける傍ら、静岡県の大会にも参加。結成から8年目には、全国大会出場を果たした。
チームのキーワードは「一手一つ」。工島さんは普段の練習で、互いに思いやることや、心を合わせることの大切さを伝えている。また、遠征で詰所に宿泊した際には、チーム全員で必ず本部神殿で参拝している。
地域の人から折々相談受けることも
全国大会で過去7度のベスト8を経験しているDOKKY’S。通算13回目の挑戦となる今年は、6年生が13人という選手層の厚さが強みだ。
7月に行われた県予選で優勝。全国大会へ向けて「大きな声であいさつする」「思いやりをもってプレーする」「最後まで集中する」を合言葉に、日本一を見据えて練習を重ねてきた。
迎えた全国大会では、各地の大会を勝ち進んだ45チームが参集するなか、ベスト8の壁を破って見事、初優勝に輝いた。
また、大会の優秀監督賞に工島さんが、優秀選手賞に啓心君が選出。親子でのMVP獲得となった。
工島さんは「今回の優勝は、チームを知り尽くし、第2の監督さながらの活躍を見せた息子の存在が大きかった。最近では、DOKKY’Sのおかげで、地域の人から折々に相談されるようになるなど、にをいがけにつながっていると実感している。これからもドッジボールの活動を通じて、地域にお道のことを伝えていきたい」と話した。