春季リーグ目前 連覇めざす – 天理大バレーボール部男子
2022年、32年ぶりの春季リーグ戦優勝の栄冠を手にした天理大学バレーボール部男子。11月に行われた「全日本バレーボール大学選手権大会」でも、31年ぶりのベスト8入りを果たすなど、チーム力の向上が著しい。
一方、秋季リーグ戦では、チームにけが人が出たこともあって、リーグ2位に終わった。これを踏まえ、新チーム発足後は、さまざまなメンバーを組み合わせて練習を重ね、急なアクシデントがあっても対応できるよう調整している。
チームには昨年のレギュラー陣が多く残る。多彩なトスさばきで攻撃を組み立てる中島健斗キャプテン(3年)のもと、エースアタッカーの酒井秀輔選手(2年)や楠本岳選手(同)が得点を量産する。
また、大学選手権で関東の強豪チームと試合する中で、サーブの威力やブロックの高さなどの面で力の差を感じたことから、練習では台上から打つ強力なサーブをレシーブしたり、ブロック板を相手選手の高いブロックに見立てたりして対策を練っている。
春季リーグ戦の開幕は4月15日。3月中旬には、関東へ遠征合宿を実施し、リーグ戦前の最終調整を行った。
中島キャプテンは「昨年以上に負けられない戦いとなる。プレッシャーに打ち勝ち、挑戦者の気持ちを忘れずに、春リーグ連覇を成し遂げたい」と話した。
浅川敏監督(46歳)は「今年は追われる立場になり、難しい試合展開も増えると思うが、その中でも勝ちきりたい。春秋リーグ戦の優勝はもちろん、大学選手権でも昨年以上の成績を残したい」と飛躍を誓った。