叙勲
瑞宝双光章 – 高知の藤本忠嗣さん
誰一人取り残さない社会めざし
藤本忠嗣さん(75歳・秦分教会長・高知市)は、長年にわたり保護司として対象者の更生保護に尽力した功績により「瑞宝双光章」を受章した。
藤本さんは昭和58年、地域の推薦を受けて保護司を委嘱。以来、薬物依存者など約45人の対象者の自立更生に携わってきた。さらに、平成23年には自教会で自立準備ホームの運営をスタート。保護司である妻の晴子さん(78歳・同夫人)らと協力しながら、これまで8人の社会復帰を手助けしてきた。
藤本さんは「今回の受章は、家族や信者さんの協力があったからこそ。孤独を感じる人たちを誰一人取り残さない社会を目指して、今後も活動を続けていきたい」と語った。
(高知・橋田社友情報提供)
瑞宝単光章 – 福岡の川崎廣昭さん
人だすけの心で防災活動35年
川崎廣昭さん(76歳・西田川分教会信者・糸田町)は、35年間にわたって地域の防災・消防活動に尽力した功績から「瑞宝単光章」を受章した。
川崎さんは昭和59年、福岡県糸田町消防団第二分団に入団。現場での消防・救助活動や地域の消防力・防災力の向上に貢献した。また、平成26年から31年の退団まで分団長を務めた。
学生時代、側溝に落下した男性を救助した経験から「水害の多い同地区の住民の力になりたい」と、地域の防災・消防活動に取り組んできた。「人のためにとの一念でこれまで精いっぱい務めてきた。これからも後輩の活躍に期待しつつ、地域の安全を見守っていきたい」と、川崎さんは話した。