教えに基づき教育研鑽 – 第64回「道の教職員 夏の集い」
2023・8/23号を見る
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お道の信仰者から成るグループ「道の教職員の集い」は8月7、8の両日、第64回「道の教職員 夏の集い」(後援=布教部、学校法人天理大学)を4年ぶりに親里で開催。教職者や教育に関わる人など304人が参集した。今年のテーマは「つながろうおぢばへ――仕切って心の成人を」。特別講演や八つの分科会(選択授業)、グループトーク、教育講演などが行われた。
この「夏の集い」は、教育現場で学生・生徒の心を育てる具体的な教育実践のあり方を研鑽するとともに、教えに基づく教育について学び合うことを目的とするもの。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止を余儀なくされて以降、一昨年はオンラインで実施。昨年、態勢を改めて「道の教職員の集い 全国事務局」を立ち上げ、今年は4年ぶりに親里での開催に漕ぎつけた。
講演や分科会などを実施
初日、松村登美和本部員が「教祖のひながたを日々の目標に」と題して特別講演を行った。
松村本部員は冒頭、講演テーマと「夏の集い」のテーマに共通することとして、教祖140年祭に向け、ひながたをたどらせていただくことであると前置きしたうえで、ひながたについて話を進めた。
松村本部員は、原典を引用しながら、ぢばの理や教祖存命の理について詳しく説明。人間の故郷であるぢばには親神様がお鎮まりくださり、不思議なたすけを下さるとして、そこに帰ってくることが大切だと話した。
最後に松村本部員は、ひながたの道を通ることで教祖は喜んでくださると強調。教祖140年祭までの2年半、教祖に喜んでいただくために、自分にできることを考えて実践してもらいたいと呼びかけた。
この後、八つの分科会が催された。
2日目は、グループトークを実施。参加者は、それぞれの教育現場におけるお道の信仰者としての試みなどについて熱心に意見交換した。
この後、愛知県私立瀬戸SOLAN小学校教諭として勤める傍ら、教育関係の講演や執筆活動に取り組む渡辺道治氏(龍陽分教会ようぼく)が「BBQ型学級経営――もらう喜びから与える喜びへ」と題して教育講演を行った。
閉会行事であいさつに立った松田保幸・「夏の集い」運営副委員長(65歳・郡龍分教会役員)は、「4年ぶりの親里での開催に感激する参加者も見受けられ、実施して良かったと感無量の思いだ。今回の参加を、それぞれの土地所で教育活動に励むうえでのエネルギーにしてもらえれば」と話した。
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今後、「夏の集い」は2年ごとに親里で開催され、次回は立教188年に行われる。