天理時報オンライン

人生の節目に思召を感じて – この旬に一歩成人


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大西明美さん
60歳・石岐分教会教人・岐阜県各務原市

教祖140年祭に向けて、自分にできるにをいがけをさせてもらおうと、3月からリーフレット配りを地域で続けています。

きっかけは、長年勤めた看護師の仕事を、この春に定年退職したこと。人生の節目と三年千日の初年が重なったことに親神様の思召を感じ、少しでも成人させていただくために努力しようと思ったのです。

こうした考えに至った背景には、12年前、主人が脳内出血で倒れるという大節をお見せいただいたことがあります。

当時、仕事の忙しさを理由に教会から足が遠のいていた私は、この節を機に教会へ足を運ぶようになりました。久しぶりに会った会長さんは「ほこりを払うことを意識し、少しずつ成人させていただく努力を」と、お諭しくださいました。

このとき、これまでの自分勝手な心づかいを反省し、周りの人に、たすけの手を差し伸べさせていただこうと心を定めました。

後遺症による顔面のマヒで呂律が回らなくなった主人は、その後、薄紙を剥ぐようにご守護いただきました。また気短な性格も、だんだん穏やかになっていったのです。主人の身上を通じて、私たち夫婦を成人させてやろうと、親神様がお導きくださったと実感しました。

こうして教会の月次祭に欠かさず参拝し、自分にできるにをいがけ・おたすけに努めるようになりました。

今後の目標は、にをいがけを通じて出会った方を一人でも多く、おぢばへお連れすること。少しでもお道の信仰を伝えられるよう、まずは自ら進んで教えを求め、実践していきたいと思います。