【AI音声対象記事】
スタンダードプランで視聴できます。
Q. 中学3年の娘が最近、「美容整形して二重まぶたにしたい」と言いだしました。神様からお借りしている体を大事にしてほしいとの思いから反対すると、私を無視するように。整形には賛成しかねますが、どうすれば娘に思いが伝わるでしょうか。(40代女性)
A. あるアンケート調査では、女子高生の7割が整形に関心を持っているというデータがあります。「多様性」が叫ばれるなか、親子間でそれぞれの価値観を尊重するには、忍耐力も必要だと思います。
また、それぞれの価値観が他人を幸せにするのか、そうでないのかはさまざまです。時間が経過しないと分からないことも少なくありません。
まず、整形することのいい点と、そうでない点について、娘さんと具体的に話し合うことが大切です。
そのうえで一つ提案させてもらうとすれば、「早急に決断しない」ということです。
具体的には、たとえば教祖140年祭が勤め終えられるまで結論を待ってもらい、あなたは三年千日の間、ご恩報じの心定めを実行してはいかがでしょうか。
重要な決断は先延ばしにして、いまできるご恩返しに徹してみてください。そうすることで、こだわりが減り、もっと大切な価値を見いだせるようになると信じます。
ただし、事態が必ずしも、あなたの望むほうへ向かうかどうかは、お約束できません。それでも、あなたの家庭が陽気ぐらしへ近づくことは間違いないと思います。
回答者:堀 健一(家庭支援プログラムアドバイザー・晃栄理布教所長)