教友が心一つに陽気ぐらしの種蒔きを – 立教186年「全教一斉にをいがけデー」
2023・10/11号を見る
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年祭活動1年目 各地で布教実動
「にをいがけ強調の月」を締めくくる、立教186年「全教一斉にをいがけデー」は、9月28日から30日にかけて全国各地で実施された。
日ごろ教会などを拠点に、思い思いに展開しているにをいがけ活動を、年に一度、同じ地域に住むようぼく・信者が心を合わせて実動する「にをいがけデー」。
推進役を担う布教部(松村登美和部長)は今年、「デー」の3日間を「支部実動日」と銘打ち、教祖140年祭へ向かう三年千日の“踏み出しの年”にふさわしい活動となるよう、一人でも多くの教友の実動を呼びかけてきた。
さらに、「“デー”をきっかけに身近な人へのにをいがけを」のテーマのもと、「おさづけの取り次ぎ」「はがきや手紙を使ったにをいがけ」「動画や音声を活用したにをいがけ」「SNSを使ったにをいがけ」の取り組みも促してきた。
迎えた当日。各支部の会場では、集まった参加者を前に中田善亮表統領のメッセージが代読された。その中で「同じ地域のようぼくが、励まし合い、勇ませ合って、ここに陽気ぐらしの種蒔きをさせていただきましょう」と呼びかけた。
各地では、街頭での路傍講演や神名流し、リーフレット配りや戸別訪問などに勤しむ教友たちの勇んだ姿が見られた。
“たすけの旬”教えを社会へ
「50万軒にをいがけ」に向けて – 大阪・三島支部
支部内の全世帯に、をやの思召を伝えよう――。
大阪教区三島支部(梶村忠信支部長)は9月29日、4市1町と広域にわたる支部内の各所で路傍講演や神名流し、戸別訪問などに取り組んだ。
茨木市・吹田市・摂津市・高槻市・島本町から成る同支部は昨年末、教祖140年祭へ向かう三年千日の活動目標として、支部内の全世帯に当たる約50万軒に、くまなくにをいがけを行う「50万軒にをいがけ」を掲げた。また、独自のリーフレットを作成し、これを活用した布教活動を推進している。
さらに、「50万軒にをいがけ」の進捗状況をスマートフォンなどで確認できるウェブサイト「みしマップ」を作成。これまでに約20万軒へのリーフレット配りなどが行われた。
「デー」二日目の29日午前10時、集合場所である高槻市の「藤の里公園」に同支部2組の教友21人が参集。中田善亮表統領のメッセージが代読された後、6班に分かれて実動した。
残暑厳しいなか、参加者たちは地域の住宅を一軒ずつ回り、戸別訪問やポスティングに取り組んだ。
参加者の一人、田淵明仁さん(24歳・島玉江分教会ようぼく)は「支部の先輩布教師の方々と行動を共にしたことで、以前よりも勇んでにをいがけに歩くことができた。先輩たちの背中を追って、にをいがけに積極的に取り組んでいきたい」と話した。
梶村支部長(64歳・髙槻分教会長)は「管内各地で、教友たちが一手一つに取り組むことができた。これからも『50万軒にをいがけ』の取り組みはもちろんだが、『ようぼく一斉活動日』をはじめとするさまざまな機会を通じて、支部活動の活性化を図っていきたい」と語った。
「千日たすけあい運動」めざし – 埼玉・川口支部
埼玉教区川口支部(坂口祥彦支部長)は9月29日、川口市内での戸別訪問と、JR東川口駅での路傍講演を実施した。
埼玉教区(谷澤茂男教区長)は昨年、教区創立90周年を記念し、併せて教祖140年祭へ向かう年祭活動に一丸となって取り組むことを誓う「教祖140年祭に向かって 埼玉教区創立90周年記念大会」を開催。管内のようぼく・信者が一手一つに心をそろえて記念大会を迎えられるよう、大会の100日前から「100日たすけあい運動」と銘打った活動を展開した。
その後、教祖140年祭へ向かう教区独自の年祭活動として、「千日たすけあい運動」を提唱。「千動!」を合言葉に、教区内の教友がにをいがけ・おたすけ、ひのきしんなどの諸活動に取り組み、9月25日現在までの総実動数は29万9千316件を数える。
川口支部では、『天理時報』の手配りひのきしんの際に「ようぼく一斉活動日」と「千日たすけあい運動」への参加を促すパンフレットを配布し、管内の教友に積極的な支部活動への参加を呼びかけている。
「デー」二日目の29日、午前9時半。川口市の東日分教会に教友33人が参集。坂口支部長(51歳・柳島分教会長)が「笑顔でにをいがけに歩かせていただこう」と呼びかけた。
参加者は、まず神名流しをしながら東川口駅まで移動すると、路傍講演と戸別訪問のグループに分かれ、それぞれ実動。戸別訪問のグループは、4人1組で住宅街を回った。
教友たちと共に戸別訪問に取り組んだ藤井聡美さん(54歳・本理倉分教会ようぼく)は、昨年から今年にかけて新型コロナウイルスとインフルエンザに立て続けに罹患後、息切れなどの症状に悩まされたことをきっかけに、6月から修養科を志願。おぢばでの生活を通じて身上のご守護を頂き、その恩返しの思いから、修了後に戸別訪問を始めた。
藤井さんは「会長さんから『にをいがけデー』へのお誘いを受け、すぐに参加を決めた。これからも教区・支部の行事に積極的に参加し、ご恩報じの心を胸に、にをいがけ・おたすけに励みたい」と話す。
坂口支部長は「久しぶりの『にをいがけデー』の実施となったが、多くの教友と共に実動することができた。今後も、一人でも多くの教友に支部活動に参加してもらえるよう働きかけ、年祭へ向かう布教実動への意識を高めていければ」と語った。
教会長が率先 街頭に立ち – 京都・下京支部
京都教区下京支部(平野元康支部長)は28日、京都駅周辺で教会長らが路傍講演を行った。
コロナ禍以降、布教活動の規模縮小を余儀なくされるなか、同支部では毎年9月末、教会や組単位でのにをいがけを実施。折々の感染状況に応じて実動を続けてきた。
今年の「デー」初日となる28日午前10時、京都駅近くにあるショッピングモール前に教会長夫妻ら17人が参集。神名流しの後、二手に分かれて路傍講演とリーフレット配りを行った。
4年前に教会長に就任し、教会長として初めての年祭活動を迎えた林昌江さん(50歳・敬陽分教会長)は「同じ地域に住む教友と共に実動し、大きな勇み心を頂いた。教会につながる信者さんにも年祭活動に勇んで取り組んでもらえるよう、まずは私から勇み心をもって掛かりたい」と話した。
平野支部長(58歳・敬道分教会長)は「4年ぶりの支部での実動ということもあり、皆さん勇んで神名流し、路傍講演に取り組んでくれたように思う。年祭活動の初年も終盤に差しかかるなか、今後も支部の皆さんと共に、教祖にお喜びいただけるような活動をコツコツと続けていきたい」と語った。
各地の実動の様子をご覧になれます。