高校生の娘が妊娠していた – 人生相談
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Q. 高校3年生の娘から、妊娠したことを打ち明けられました。娘は複数の男性と関係を持っていたようで、誰の子供か分からないと言います。妻はすでに他界しているので、相談相手がなく、途方に暮れています。(50代男性)
A. 起きてくるすべてのことは、親神様が私たちを陽気ぐらしへと導いてくださる「てびき」であるとお聞かせいただきます。しかし、そう思えるには、時間が必要な場合もあります。予期しない妊娠は、先々の生活に少なからず影響しますし、短期間での判断を迫られることもあります。
一般的には、養育を自分で行う、親に任せる、養子縁組など、実情に合わせて検討しますが、専門の支援団体もありますので、ここでは心の置きどころについてお答えします。
近年のトラウマ研究では、人が受け入れ難い現実を経験した際、その克服には「報いと癒やし」が必要だといわれます。お道では、なるほどという日を将来お見せいただくことが「報いと癒やし」につながるでしょう。
私も数年前、受け入れ難い出来事を体験し、この三年千日に毎週、おぢばでひのきしんをすることを心に定めました。来週で50回目を迎えます。そんななか、共にひのきしんに勤しむ教友がたすかっていく姿を何度もお見せいただき、「報いと癒やし」を得て、現実を受け入れることができました。
親神様のご守護は、誰もが分け隔てなく頂けるはずです。年祭までの間に、修養科の志願など、いま父娘にできる信仰実践に努める心を定めてみてはいかがでしょう。
回答者:堀 健一(家庭支援プログラムアドバイザー・晃栄理布教所長)