「諭達」発布1年 たすけ一条へ – 立教186年 秋季大祭
2023・11/1号を見る
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真柱様「教祖の道具衆の自覚を」
立教の元一日に由来する立教186年「秋季大祭」は10月26日、大亮様を祭主に本部神殿で執り行われた。
天保9(1838)年、教祖が月日のやしろにお定まりになった「朝五ツ刻」にちなみ、午前8時前、大亮様は本部詰所をご進発。つとめ人衆らと共に教祖殿、祖霊殿で礼拝した後、神殿上段へ進まれた。
大亮様は祭文の中で、旬刻限の到来とともに、教祖をやしろにこの世の表にお現れになり、世界たすけの最後の御教えをお啓きくだされ、変わらぬ親心のまにまに、神人和楽の陽気世界へとお導きくださる親神様のご慈愛に御礼申し上げたうえで、「私どもをはじめ教会長、ようぼく一同は、教祖140年祭へ三年千日と仕切った年祭活動を進めるなか、今日の日に、あらためて立教の本旨を胸に刻み、教祖の道具衆としての自覚を高め、さらに一層にをいがけ・おたすけに邁進する決心でございます」と誓われた。
また、10月29日を皮切りに年祭までの間、5回にわたって「ようぼく一斉活動日」を開催することにふれ、「同じ地域に住むようぼくが集まり、互いに勇ませ合って、さらなる求道と実践につとめ、年祭活動の一層の推進を図らせていただきます」と奏上された。
続いて、かぐら・てをどりが陽気に勤められた。
「諭達第四号」の発布から1年となるこの日。朝から心地よい秋晴れが広がるなか、国の内外から大勢のようぼく・信者が帰参。各礼拝場を埋め尽くした参拝者たちは、三年千日の”踏み出しの年”の歩みを顧みつつ、さらに活発に実動する決意を込めて、「みかぐらうた」を唱和した。
おつとめの後、真柱様があいさつに立たれた。
真柱様は、秋季大祭を勤める元となった立教の元一日と、人間創造に込められた思召について諄々と話された。
そのうえで、教祖は周囲の無理解の中も、人間が陽気ぐらしができるように、諦めることなく、根気よく、さまざまな苦労の中を親神様の思召のままに身をもって歩まれ、ひながたをお示しくだされたと指摘。教祖は50年もの間、どんなことが起こっても諦めることなく、丹精し続けられたということを、ひながたとして忘れてはならないと諭された。
さらに、「諭達第四号」の一節を引いたうえで、「ようぼくは教祖の道具衆である」と強調。人間創造に当たって呼び寄せられた道具衆のように、教祖のお心に溶け込み、そのお心通りに素直に実行して、たすけ一条に励ませていただくことが私たちの使命であることを、あらためて確認し合いたいと述べられた。
最後に真柱様は、一人でも多く、ようぼくの自覚を持って動いてくれるように働きかけを続け、年祭活動が盛り上がっていくよう勇んで通ることを求めて、お言葉を締めくくられた。
(次号に要旨掲載)