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親里の秋の風物詩「本部稲刈り」が10月19日、天理高校農事部杣之内農場で行われた。
この伝統行事は、「おふでさき」などの原典に見られる、農事にたとえられた教えを肌で味わおうという中山正善・二代真柱様の思いから始まったもの。
今夏、記録的猛暑に見舞われた日本列島。親里でも作柄への影響が心配されたが、農事部の生徒たちの丹精により、例年通りの豊かな実りがもたらされた。
稲刈りの当日は、爽やかな秋空が広がった。
午前10時すぎ、真柱様ご家族が到着。真柱様が近くからご覧になるなか、身支度を整えたはるえ様と大亮様ご家族は、本部在籍者や勤務者、学校関係者ら約180人と共に、鎌を手に稲田へ。刈り取り作業はおよそ20分で終了。1反5畝(約15アール)の田から約12俵(約700キロ)の収穫が得られた。
この後、真柱様ご家族は、隣接する畑でサツマイモを収穫された。
一方、農事部の生徒らは、木と竹を組んだ稲架を準備。刈り取った稲の束を麻ひもでくくり、手際よく稲架に掛けていった。
収穫された米は10日ほど天日干しをした後、脱穀と籾摺りを経て、教会本部へお供えされる。
作業を終えた一同は、同部の生徒が育てたサツマイモ、そして柿などの”旬の味覚”を楽しんだ。