教友が互いに励まし勇ませ教祖140年祭活動に弾みを – 「ようぼく一斉活動日」始まる
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10月29日 第1回は国内外758会場で
地域の教友が互いに励まし合い、勇ませ合って、教祖140年祭活動に弾みをつけよう――。
「ようぼく一斉活動日」(主催=教会本部)が10月29日、スタートした。教祖140年祭へ向かう三年千日の期間中に全5回、教区・支部の運営のもと行われる「ようぼく一斉活動日」。第1回は、海外会場37カ所を含む国内外の計758会場で実施された。
これは、教祖140年祭へ向かう三年千日において、同じ地域に住まうようぼくが互いに励まし合い、勇ませ合って、それぞれの教会や個人の年祭活動に弾みをつけることを目的とするもの。内容は、おつとめと「諭達第四号」拝読、ビデオメッセージのほか、会場ごとに設定した独自のプログラムが行われた。
ひながたに近づく努力を
当日、各地の会場に集まった参加者は、おつとめを勤めた後、全員で「諭達第四号」を拝読した。
続いて、教会本部からのビデオメッセージを視聴した。
その中で、松村義司・たすけ委員長は、三年千日の期間には、教祖の親心にあらためて思いを馳せ、陽気ぐらしへ向かって大きな一歩を踏み出したいとして、「自分の心の内に『教祖にお喜びいただこう、ご安心いただこう』という気持ちを漲らせ、自ら求めて年祭活動に努めたい」と話した。
続いて、「諭達第四号」の一節にふれたうえで、教祖のひながたをあらためて見つめ直し、自分に当てはめて身に行うとともに、なかでも、たすけ一条、すなわち、人さまにお道の教えを伝え広め、おたすけをしていく行いを、普段以上に力を奮って実践することが肝心だと強調。教祖のひながたになお一層近づく努力をするよう求めた。
また、教祖の教えは、思いきって自分がやってみて初めて、「なるほど、間違いない」と分かってくることが多いとして、「特にこの三年千日は、教祖のお通りくだされた道に徹して通るように、自分の心に踏んぎりをつけて、具体的な行動や目標を定めて実践するときである」と指摘。親神様のご守護、教祖のお導きによって陽気ぐらしへの道を歩む有り難さや安心感を分かち合うとともに、「今日は、ご恩にお応えしようとの気持ちをおつとめでお誓い申し上げ、互いに語り合って思いを確認し、手を携えて教えの実践に励むことで、それぞれの年祭活動に向けて励まし合おう」と呼びかけた。
この後、会場別のプログラムがそれぞれ行われ、各地の教友たちは講話や感話、ねりあいなどを通じて、ひながたを目標に教えを実践していく決意を新たにした。
事例ごとにおたすけを学ぶ – 北海道・余市支部
北海道教区余市支部(新井田建治支部長)は、余市町の積丹分教会で開催、42人が参加した。
同支部では、「身上たすけ」「事情たすけ」をテーマとするプログラムを実施した。
今年8月、教祖のひながたについて学ぶ機会を持った同支部。「ようぼく一斉活動日」に向けては、ひながたの中で特におたすけに着目したプログラムを企画。コロナ禍以前に実施していた「おたすけ勉強会」の内容をリニューアルし、活動日に向けて準備を進めてきた。
当日、まず「身上たすけ」のプログラムでは、野村広司・副支部長(63歳・北銀山分教会長)がおさづけの取り次ぎ方を説明した後、参加者が実際に取り次ぐ時間を設けた。
続く「事情たすけ」では、新井田支部長(69歳・積丹分教会長)の講話の後、班別に事例に応じた悩み相談が行われ、個別の悩みにどう寄り添うかを参加者同士で話し合った。
新井田支部長は「お道のおたすけについて、あらためて考える機会になったと思う。今後も支部活動を通じて、年祭活動への意識を高めていきたい」と抱負を述べた。
信仰体験を語り合う機会に – 千葉・銚海支部
千葉教区銚海支部(原雅人支部長)は、銚子市の外川分教会で開催。少年会員18人を含む58人が集まった。
同支部の会場別プログラムは「ねりあい」。コロナ禍の影響で、ようぼくが教会へ足を運ぶ機会が減り、信仰について日常的に話す機会も少なくなったことから、「日ごろの信仰実践について話し合うことで新たな気づきを得、年祭活動に勇んで取り組むきっかけになれば」と、「ねりあい」を企画。支部例会で検討を重ね、テーマを「教祖年祭の意義と通り方」とした。
また、子連れの参加者の受け入れとして会場にキッズスペースを併設。また、「ねりあい」のファシリテーター(進行役)を務めるスタッフの事前研修も行った。
当日、少人数の班に分かれた参加者たちは、親神様の不思議なご守護を感じた経験など、それぞれの信仰体験を語り合った。
自身もファシリテーターを務めた原支部長(43歳・銚子港分教会長)は「多くの人が集まるなか、誰もが素直に自らの信仰について話していた。和気あいあいとした雰囲気の中で1回目を終えることができたので、次回以降も、管内ようぼくのつながりを強め、互いに励まし合って、年祭活動に取り組みたい」と述べた。
「麻と絹と木綿の話」でトーク – 愛知・熱田・港区支部
「『稿本天理教教祖伝逸話篇』を読んでトークしよう!」と題する「ねりあい」を実施したのは、愛知教区熱田・港区支部(安藤恵介支部長)。名古屋市の本耕分教会に119人が参集した。
8月から、教祖のひながたを題材にプログラム内容の検討を重ね、『逸話篇』を題材とする「ねりあい」の実施を決定。支部内の各教会やようぼく家庭、約1千200世帯に案内はがきを送付し、参加を呼びかけた。
また当日は、最寄り駅から会場まで3カ所にスタッフを配置し、参加者を案内した。
題材に選んだのは『逸話篇』26「麻と絹と木綿の話」。会場には麻、絹、木綿で作られた3種類の衣類を参考資料として用意した。
まず、全員で「麻と絹と木綿の話」を拝読した後、3人ずつのグループに分かれ、逸話をもとにねりあい。「木綿のような心の人は、どんな中も素直に御用をつとめられる人だと思う」などと、さまざまな意見が交わされた。
安藤支部長(54歳・元宮名分教会長)は「『ねりあい』を通じて、教祖のひながたについて、あらためて考える機会になったのではないか。これからも『ようぼく一斉活動日』などの支部行事を重ねる中で、教友同士が打ち解け、たすけ合う雰囲気をつくっていきたい」と語った。
ワークショップで学びを深め – 大阪・東淀川支部
大阪教区東淀川支部(榎木八十支部長)は、3カ所の教会を会場に実施、計135人が参加した。
同支部では、「年祭活動で自分に何ができるか」をテーマにしたワークショップを行った。
当日、各会場では司会進行のもと、ワークシートを用いながら、「諭達第四号」の内容や、教祖のひながたについて分かりやすく解説。参加者は二人一組になって話し合う「サイドトーク」に取り組み、教えの理解を深めた。
寺西紀・支部布教部長(52歳・上中島分教会長)は「参加者からの好評を得て、有意義な時間になった。地域の教友のつながりを生かし、年祭活動を活発に進めていきたい」と話した。
Vメッセージをもとに“対話” – 島根・東部支部
島根教区東部支部(忌部政彦支部長)は、6カ所の教会を会場に実施。会場の一つ、松江市の松江分教会には103人が集まった。
島根教区(稻葉治郎教区長)では、青年会本部が実施している「教えに基づく対話」を「ようぼく一斉活動日」の奨励プログラムとすることに。題材は、当日の各会場で流される教会本部からのビデオメッセージとした。
当日、二人一組になった参加者は、ビデオメッセージをもとに“対話”。教祖を感じた経験などを語り合い、年祭活動への思いを新たにした。
稻葉教区長(59歳・松江分教会長)は「対話を通じて、ビデオメッセージの内容を談じ合ったことで、年祭活動への意識が高まったように感じる。今後も地域の教友同士、互いに勇ませ合える活動を進めていきたい」と述べた。
まずは「年祭活動の基本」から – 熊本・有明支部
熊本教区有明支部(茶木谷吉信支部長)は、玉名市の玉名分教会で実施、99人が参加した。当日は「年祭活動とは何か」と題して、茶木谷支部長(63歳・正代分教会長)が講話を行った。
同支部では、コロナ禍で“切り離された”教友同士のつながりを「0からつなぎなおす」ことを目指し、昨年からさまざまな取り組みを実施。「ようぼく一斉活動日」を管内のつながりを強化するチャンスと位置づけ、まずは年祭活動の基本から学び直す講話を企画した。
茶木谷支部長は講話の中で、年祭活動のようぼくの心構えなどに言及。教祖140年祭に向けた具体的な取り組みは「諭達」を読み深めることで見えてくるとして、「皆さん方には、『感謝の心』『喜びの心』『たすけあいの心』の三つの心で、『教会に足を運ぶ』『ひのきしんをする』など七つの行動を、毎日『諭達』を拝読しながら実践してほしい」と呼びかけた。
プログラム終了後には、支部の教友同士のつながりを「0からつなぎなおす」取り組みの一環として「有明支部ファミリーデー」を実施。教会前の広場に屋台も出され、信仰談議に花を咲かせる教友たちの姿が見られた。
茶木谷支部長は「参加者から『年祭への弾みになった』との声を頂いた。コロナ禍による支部活動の停滞から、ようやく新たな一歩を踏み出せたと感じている。これから支部一丸となって年祭活動を進めたい」と語った。
(次号に「ようぼく一斉活動日参加者の声」を掲載。インターネットの「お道のニュース」に「各地リポート」を順次公開する予定)
「お道のニュース」のリポート記事は下記URLからご覧いただけます
https://www.tenrikyo.or.jp/yoboku/omichi-news-cat/local-news/
「ようぼく一斉活動日」の様子をご覧いただけます。