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いかほどにせつない事がありてもな
をやがふんばるしよちしていよ
「おふでさき」十五号8
今年は、元日からおたすけに励ませていただく年始となりました。
急に体調を崩し、けがを負った方の家族から知らせを受け、おさづけの取り次ぎに足を運ばせていただいたのです。自教会の元旦祭を勤め終えた数時間後のことでした。半月が過ぎたいまも、お願いづとめを勤めて身上の回復をお祈りしています。病む人に寄り添う大切さをひしひしと感じる毎日です。
一方、世の中へ目を向けても、新年早々から痛ましい出来事が相次いでいます。ニュースで能登半島地震の惨状を知ったときは、いたたまれない気持ちになりました。元日から、これほど人だすけの実行を意識させられた年は無かったように思います。
身上・事情のつらい節を見せられた方々に真実を尽くし、寄り添う一年にさせていただきたい。そんな思いで「おふでさき」を拝していて、ふと目に留まったのが掲出のお言葉です。どんなに切ないときも、親神様が守ってやろうと踏ん張ってくださる。その温かい親心にふれたとき、おたすけに向かう活力を一層得たように思いました。
このたびお手入れを頂いた方の家族を連れて、近くおぢばへ帰らせていただきます。今年も一年、ぢばに心を寄せ、足を運んで、つらいときほど踏ん張って守ってくださっているをやに、少しでもご安心いただけるよう、成人の歩みを進めていきたいと思います。
(大西)