“推し活”にハマる娘 – 人生相談
AI音声で聞く
紙面レイアウトで見る
【AI音声対象記事】
スタンダードプランで視聴できます。
Q. 中学1年生の娘が、アイドルグループの〝推し活〟にハマっています。時間があれば動画を視聴し、小遣いのすべてをグッズに費やすありさま。過度な推し活によって金銭感覚が狂ったり、情緒不安定になったりする例があると聞くので心配です。(40代女性)
A. 子供が将来について学ぶ好機と捉えて、娘さんと話し合い、一定の範囲と条件を決めるのはどうでしょうか。
金銭管理については、世界的にも健全な家計の黄金比率といわれる、生活費5割、教養・娯楽3割、貯蓄2割を目安にできます。
これを小遣いの使い道に当てはめると、小遣いに生活費が含まれていないとすれば、2割を貯蓄に回して、あと8割の使い道を話し合います。
インターネットの使用時間や、遠方または夜間の外出などについても、子供と話し合ったうえで、一定のルールを決めることは大切です。
たとえば、適切に学業に取り組み、家庭のルールや役割を全うしていれば、動画視聴の時間を延ばしたり、外出の範囲を広げたりするなどが考えられます。
これにより子供は、やりたいことをするには自分に求められることを果たす必要があるという、社会で生きていくうえでのバランス感覚を学ぶことができます。
最後に、この教祖年祭の旬に、親神様・教祖に一層ご安心いただけるよう、あなたがお道の御用を新たに一つ、つとめることを心定めしてはどうでしょうか。それが親神様の追い風を受ける〝帆〟になって、家族みんなが陽気ぐらしへ向かうことにつながるでしょう。
回答者:堀 健一(家庭支援プログラムアドバイザー・晃栄理布教所長)