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にち/\によふきづとめのてがつけば
神のたのしゆみいかほとの事
「おふでさき」四号 23
春4月。多くの若者たちが新社会人として一歩を踏み出しました。初出勤から半月余り、徐々に職場にも慣れ、スーツの着こなしも少しはサマになってくるころでしょうか。初々しい装いを眺めていると、かつての自分の姿と重ね合わせるからか、応援したい気分になります。
自教会でも最近、そんな気持ちになる出来事がありました。月次祭のおつとめ奉仕を、二人の若者が初めて勤めてくれたのです。その”晴れの日”、彼らのおつとめ衣の着付けをしていて、感慨深い思いになりました。
小さいころから手塩にかけて育ててきた若者たちです。彼らの親はもとより、見守る信者の方々も、この日をどれだけ待ちわびたことでしょう。装いも初々しい二人に、奉仕の方々が入れ代わり立ち代わり笑顔で声をかけている姿が印象的でした。自分が初めておつとめ奉仕を勤めた日も、こんな光景だったのかもしれないと思うと、胸が熱くなりました。
この日は春休みとあって、少年会員の姿も多く見られました。いまは皆、まだハッピ姿ですが、将来おつとめ衣に袖を通してくれる日を楽しみに、これからも愛情を注いでいきたいと思います。もしかすると、そのころには、先の若者たちがおつとめ衣の着付けをしてくれているかもしれない――。
春の陽気も手伝ってか、楽しみは膨らむばかりです。
(大西)