神名流しを続けて20年 – 読者のひろば
喜多美保子(77歳・兵庫県たつの市)
約20年前から毎週、所属教会の朝づとめ後に、教会周辺で神名流しを続けています。きっかけは、教会長を務める兄から、ある信者さんの話を聞いたことでした。
当時、ある事情に悩んでいた信者さんは、兄の勧めで神名流しを始めたところ、ほどなくして事情をすっきりと治めていただいたのです。
かねて、自ら進んでにをいがけができるようになりたいと思っていた私は、この話を聞いて「神様がお喜びくださるのなら私も」と決心し、一人で神名流しを始めました。
最初は地域の人たちの目が気になり、気恥ずかしさを覚えましたが、そんなときは「神様に必ずお受け取りいただけるはず」と思い直し、自分を奮い立たせました。
そう心から思えたのは、神名流しを続けた信者さんがたすかっていく様子を兄から詳しく聞いていたからです。
これ以後、不思議と次第に周りの目が気にならなくなり、親神様にお守りいただいているという実感が湧くようになりました。
こうして週1回の神名流しを続けてきましたが、このごろは歳を重ねるにつれて声が出にくくなることも。それでも「親神様・教祖に聞いていただこう」と、精いっぱい「みかぐらうた」を唱和していると、「ご苦労さんです」と声をかけてくださる近隣住民の方もおられて、いまも喜び勇んで続けています。
元気な体をご守護いただいていることに感謝を申し上げ、地域の人たちをお守りくださるよう祈り、これからも神名流しを続けたいと思います。