心を合わせ力を合わせて一手一つに歩みを進めよう – 台湾伝道庁創立90周年記念祭
2024・12/18号を見る
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台湾伝道庁(松田純三庁長・台北市)は11月17日、中山大亮様、真柱奥様を迎え、創立90周年記念祭を執行。当日は台湾各地から450人が参集した。
台湾伝道庁では、記念祭に向けて「未来を担う道の人材育成」「修養科志願者と教人資格講習会の受講者の倍増」を活動目標に掲げた。また、「日々の陽気ぐらし実践」「進んでおさづけを取り次ぎ、心を込めておつとめを勤める」を成人目標に定め、おつとめ研修会を開催するなどして日々成人の歩みを進めてきた。
教えを実行する努力を
当日は、曇り空のもと、台湾の各地や日本から450人が参集した。
祭典では、松田庁長が中国語で祭文奏上。続いて、真柱様のメッセージを、大亮様が代読された。
その中で、今日の記念祭を盛大に勤めるだけでなく、今後の台湾の道にとって意義あらしめていただきたいとして、伝道庁が担うべき二つの役目について話を進められた。
まず、伝道庁はぢばから名称の理を許された土地所の教会と同じ意味合いがあるとして、「台湾の地で陽気ぐらしを身につける一つの道場となって、陽気ぐらしの手本を示し、布教活動の拠点となることが、その務めである」と話された。
次に、伝道庁は「管内に修理肥を施す芯」であり、ぢばの理を素直に受け、誤りなく伝えることを任されていると指摘。管内のようぼく・信者の心の成人をどのように進めていくか、教会や布教所が活気づくためにはどうしたらいいかを考え、現状を踏まえてじっくり丹精し続けることも大切な役目であるとして、「管内の人たちが、それぞれの成人の道を勇んで通ってくれるように心を配ることが肝要」と述べられた。
この後、教祖140年祭へ向かう三年千日の道のりもあと1年余りとなったことを踏まえ、教祖年祭を勤める意義について、あらためて諭された。
そのうえで、「おさしづ」をもとに、私たちの成人は、ひながたをたどってこそ叶えられると強調。日ごろからひながたにこもる親心を思案する機会を増やし、思召にふさわしい心が使えるように、教えを実行する努力を重ねることが、三年千日の道の通り方であると示された。
最後に、「この節目から台湾伝道のうえに新しい芽が吹き、伸びゆくご守護を頂くことができるよう、活発に活動を続けていただきたい」として、お互い心を合わせ、力を合わせて一手一つとなり、台湾の道のうえに真実を伏せ込まれた幾多先人の心を受け継いで、これからも勇んでこの道の歩みを進めるよう願われた。
続いて、心をそろえておつとめを勤めた。
おつとめの後、あいさつに立った松田庁長は、台湾伝道庁の歴史を振り返ったうえで、「これまでの先人先輩方、そして教友の皆さまのご尽力にあらためてお礼を申し上げるとともに、これからも親神様にご守護いただけるよう、教祖に喜んでいただけるよう、変わらず教祖のひながたを追い求め、一手一つにこの地に感謝と慎みとたすけ合いに満ちた明るい陽気ぐらしを伝えていきたい」と決意を述べた。
祭典後には、台北市内のホールで祝宴が催された。
「台湾伝道庁創立90周年記念祭」の様子をご覧いただけます。