どこい働きに – 生きる言葉 天理教教祖の教え
何を聞いても、さあ、月日の御働きや、と思うよう。 『稿本天理教教祖伝逸話篇』一八五「どこい働きに」 「月日」とは、人間を創造された親なる神様のこと。この世界に起こることは、すべて親神様のお働きです。自・・・
何を聞いても、さあ、月日の御働きや、と思うよう。 『稿本天理教教祖伝逸話篇』一八五「どこい働きに」 「月日」とは、人間を創造された親なる神様のこと。この世界に起こることは、すべて親神様のお働きです。自・・・
小さな埃は、目につかんよってに、放って置くやろ。その小さな埃が沁み込んで、鏡にシミが出来るのやで。 『稿本天理教教祖伝逸話篇』一三〇「小さな埃は」 親神様は、人間が互いにたすけ合って陽気に暮らすことを・・・
どんな花でもな、咲く年もあれば、咲かぬ年もあるで。一年咲かんでも、又、年が変われば咲くで。 『稿本天理教教祖伝逸話篇』一九八「どんな花でもな」 一生懸命にやっていても、いい結果が出ないこともあります。・・・
人の子を預かって育ててやる程の大きなたすけはない。 『稿本天理教教祖伝逸話篇』八六「大きなたすけ」 これは、乳が出なくて困っている人から、赤ん坊の世話を頼まれた婦人へのお言葉です。人の子も自分の子供と・・・
小さいのを楽しんでくれ。末で大きい芽が吹くで。 『稿本天理教教祖伝逸話篇』一四二「狭いのが楽しみ」 そびえ立つ大木も、目立たない幼木の時代を過ごしています。すぐに大きな成果を求めるのでなく、小さな努力・・・
言葉一つが肝心。吐く息引く息一つの加減で内々治まる。 『稿本天理教教祖伝逸話篇』一三七「言葉一つ」 その時々に相応しい言葉を出すのは、本当に難しいものです。言葉は人を力づけることもできますが、時には人・・・
商売人はなあ、高う買うて、安う売るのやで。 『稿本天理教教祖伝逸話篇』一六五「高う買うて」 一見、理屈に合わないようですが、仕入れ先から高く買い、顧客には安く売って、どちらにも喜んでもらい、人に喜んで・・・
皆んなも、食べる時には、おいしい、おいしいと言うてやっておくれ。 『稿本天理教教祖伝逸話篇』一三二「おいしいと言うて」 私たちが口にする、動物も植物も、元は命あるものです。慈しみの心をもって、不足せず・・・
この屋敷は、人間はじめ出した屋敷やで。生まれ故郷や。 『稿本天理教教祖伝逸話篇』三三「国の掛け橋」 奈良県天理市にある「ぢば」は、親神様が最初に人間を宿し込まれた地点であり、すべての人の故郷です。教祖・・・
物は大切にしなされや。生かして使いなされや。すべてが、神様からのお与えものやで。 『稿本天理教教祖伝逸話篇』一三八「物は大切に」 豊かな時代となり、大抵のものは手に入ります。それでも、より良いものや新・・・
世界は、この葡萄のようになあ、皆、丸い心で、つながり合うて行くのやで。 『稿本天理教教祖伝逸話篇』一三五「皆丸い心で」 自分にとって都合のいい人や、気の合う人とだけつながりを持ち、意見の合わない人とは・・・
不足に思う日はない。皆、吉い日やで。……皆の心の勇む日が、一番吉い日やで。 『稿本天理教教祖伝逸話篇』一七三「皆、吉い日やで」 今日でも結婚式などには、日の吉凶を気にする人が多いでしょう。けれども教祖・・・
朝、起こされるのと、人を起こすのとでは、大きく徳、不徳に分かれるで。 『稿本天理教教祖伝逸話篇』一一一「朝、起こされるのと」 「早起きは三文の得」という言葉もありますが、そんな損得の話ではありません。・・・
こんな皺紙でも、やんわり伸ばしたら、綺麗になって、又使えるのや。何一つ要らんというものはない。 『稿本天理教教祖伝逸話篇』六四「やんわり伸ばしたら」 人も物も、すべては人間が陽気ぐらしをするために親神・・・
木綿のような心の人を、神様は、お望みになっているのやで。 『稿本天理教教祖伝逸話篇』二六「麻と絹と木綿の話」 麻には麻の、絹には絹の良さがある。なかでも木綿は、ありきたりのものだが、「これ程重宝で、使・・・
働くというのは、はたはたの者を楽にするから、はたらく(註、側楽・ハタラク)と言うのや。 「稿本天理教教祖伝逸話篇」一九七「働く手は」 人間は働くためにこの世に生まれてきたのや、とも教えられる。なにも生・・・
好評につき第2弾! 『生きる言葉―天理教教祖の教え』(道友社文庫)のなかから31篇を掲載。教祖を身近に、日々の生活に勇み心を。 定価770円[本体700円]https://doyusha.net/SH・・・