“踏み出しの年” にふさわしい実動を – 9月は「にをいがけ強調の月」
2023・8/23号を見る
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立教186年「全教一斉にをいがけデー」は9月28日から30日にかけての3日間、全国各地で繰り広げられる。またコロナ下の3年を経て、従来通り「にをいがけ強調の月」が9月に実施される。推進役を担う布教部(松村登美和部長)では、「デー」に向けて「担当者用実施要項」を配布し、教祖140年祭へ向かう三年千日の“踏み出しの年”にふさわしい活動となるよう、一人でも多くの教友の実動を呼びかけている。
日ごろ教会などを拠点に、思い思いに展開しているにをいがけ活動を、年に一度、同じ地域に住むようぼく・信者が心を合わせて推進する「にをいがけデー」。コロナ下の昨年と一昨年は、「身近な人へ御教えを伝えよう」のテーマのもと、会場に集まっての活動に加えて、個人でできる身近な人への「おさづけの取り次ぎ」「家庭や職場などでのにをいがけ」などの取り組みを提唱してきた。
今年の「デー」は、教祖140年祭へ向かう三年千日の“踏み出しの年”にふさわしい活動となるよう、5月の布教部例会で「担当者用実施要項」を配布。さらに、教区長会議の場で、支部単位で作成する「実施計画書」の提出を呼びかけた。実施計画では、「支部実動日」である3日間の計画を立てること、過去の活動を振り返り、前回よりも一層充実した活動を目指すことなどを申し合わせている。
また、一人でも多くのようぼくに参加を促すうえから、『天理時報』の手配り網、教区・支部報、「教区・支部情報ねっと」を有効活用し、活動内容を支部内のようぼくに周知するよう呼びかけている。
「デー」の具体的な活動内容としては、「神名流し」「路傍講演」「戸別訪問」「駅や公園などでのリーフレット配布」「手旗・フリップを提示」を挙げている。
さらに、「“デー”をきっかけに身近な人へのにをいがけを」のテーマのもと、具体例として「おさづけの取り次ぎ」「はがきや手紙を使ったにをいがけ」「動画や音声を活用したにをいがけ」「SNSを使ったにをいがけ」の取り組みも促している。
なお既報の通り、「デー」用のリーフレット「あふれるありがたさ感じて」を新たに作成。教えの一端を伝える際などに活用することが期待される。
系統と地域の合力で
三年千日の初年である今年、布教部は従来通り、9月を「にをいがけ強調の月」と位置づけて実施する。
教祖ご誕生200年となる平成10年に初めて提唱された「にをいがけ強調の月」。これまで各直属教会では、教会の月次祭祭典後の神名流しやリーフレット配りのほか、地域ブロックごとの実動など、さまざまな布教活動を展開してきた。
ところが、3年前から続いたコロナ禍の影響により、「にをいがけ強調の月」の積極的な提唱を控えてきた。
こうしたなか、今年は“縦の動き”を力強く展開するうえから、直属教会ごとに事前に実施計画書を作成。系統と地域の合力によって、布教活動に一層邁進するよう促している。
土佐剛直・布教一課長は「にをいがけは、ひと言でも“にをいを掛ける”ことで、教祖とその人とをつなぐことになる。『にをいがけ強調の月』には、多くの人ににをいを掛けるとともに、地域での継続的なおたすけの実践につないでいけるよう、一人でも多くの教友に『をやがお喜びくださることを一つでも』という思いで臨んでもらいたい」と話している。