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一ッ ひろいせかいのうちなれバ
たすけるところがまゝあらう
「みかぐらうた」五下り目
先月、岡山県笠岡市の笠岡大教会へ出講させていただきました。
雲一つない素晴らしい秋空のもと、11月月次祭の祭典が一手一つに陽気に勤められた後、コロナ禍を経て「海外伝道講習会」が久しぶりに開催されました。筆者は、その講師として招かれ、拙い海外での経験をもとに、「世界たすけ」をテーマにお話しする機会を頂きました。
終了後、昼食を挟んで、同大教会海外部員の方々と懇談会を持ちました。自己紹介と海外との関わりについて一人ずつ述べた後、質疑応答の時間では、部員の皆さんの海外布教への熱い思いにふれ、感銘を受けるとともに、頼もしさを感じました。
同大教会では、以前から米国、ブラジル、台湾などに道がつき、布教所が設けられています。さらに近年は、アフリカのタンザニアやケニアで、大教会につながる若者たちがさまざまな支援活動に熱心に取り組んでいるとのことでした。
また、同大教会では半世紀以上前から、若い世代を対象に「英語講習会」を開き、海外布教に携わる人材育成に取り組んできたとのこと。いまも継続されていることを知り、「世界たすけ」の志を持って長年にわたり伏せ込まれた理によって、そう遠くない将来、必ずや大輪の花が咲く日が来るに違いない 。
客間の大きな窓から、秋の陽光に映える厳かな存在感を放つ大教会の旧教祖殿を眺めながら、そう確信したのでした。
(足立)