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秋田教区北秋田支部婦人会の有志から成る「ぶどうの会」は10月30日、33年にわたり地域の社会福祉の向上に尽力した功績が認められ、県の社会福祉協議会から表彰を受けた。
きっかけは平成2年、当時同支部婦人会の委員部長を務めていた教会長夫人の子弟が、地域の福祉施設から手厚い支援を受けたことで、「せめてもの恩返しに」と、支部内の特別養護老人ホームで物品の修繕や館内清掃などのひのきしんを始めたことにある。
その後、ひのきしんに加わる人が少しずつ増えていき、支部婦人会の活動として正式にスタート。「メンバー同士が丸い心でつながり合おう」との思いを込めて、「ぶどうの会」と命名した。
以後、月に一度の活動日を定めて継続。活動日は、支部内の会員同士、互いに悩みや思いを打ち明けられる信仰上の相談の場にもなっているという。
同会は昨年、市の社会福祉協議会からも表彰を受けた。
代表を務める吉田美佳さん(54歳・比内分教会長夫人・北秋田市)は「これまで『ぶどうの会』の活動を続けてくださった先輩方に、感謝の思いしかない。今後も教友同士の絆を育む場所として、活動の輪を広げ、支部を盛り立てていきたい」と話した。
(秋田・稻毛代表社友情報提供)