心を引き締め直し たすけ一条に邁進 – 立教187年 春季大祭
2024・2/7号を見る
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教祖が現身をかくされた明治20年陰暦正月二十六日に由来する、立教187年「春季大祭」は1月26日、中山大亮様祭主のもと、本部神殿で執り行われた。
今季の〝最強寒波〟が流れ込み、日本海側を中心に記録的な大雪となった日本列島。各地で交通機関に乱れが出る中も、親里には、教祖140年祭へ向かう三年千日の2年目を心新たに歩もうと、大勢のようぼく・信者が帰参した。
午前11時半の祭典開始を前に、教祖殿で教祖のご昼食のお給仕を務められた大亮様は、定刻、つとめ人衆と共に教祖殿、祖霊殿で参拝された後、神殿上段へ参進された。
大亮様は祭文の中で、旬刻限の到来とともに、教祖をやしろにこの世の表にお現れになり、陽気ぐらしへとお連れ通りくださる親神様のご厚恩に御礼申し上げられた。
続いて、年祭活動2年目の元日早々に能登半島を中心とする大地震という事情をお見せいただいたことにふれ、「私どもは、世界たすけの教えを奉じるお互いの、心の成人の鈍さに対する厳しいお仕込みと受けとめ、しっかりと思案、反省のうえ、心を引き締め直して2年目の活動を進めさせていただきたい」と奏上された。
そのうえで、「被災した人々には一日も早く立ち直るご守護を頂けるよう努めることはもとより、140年祭に向けてお誓い申し上げた心定めの達成を目指して、全教一丸となってたすけ一条に邁進させていただきたい」と決意を述べられた。
続いて、かぐら・てをどりが陽気に勤められた。
この日の最高気温は摂氏5度。身を切るような風が神苑一帯を吹きわたり、時折、小雪が舞うなか、四方の礼拝場を埋め尽くした参拝者たちは、心一つに「みかぐらうた」を唱和。十二下りのてをどりは、教祖が現身をかくされた午後2時を前に、滞りなく勤め終えられた。
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この後、中田善亮・表統領が神殿講話に立った。
中田表統領は冒頭、元日に起きた能登半島地震の被災者へお見舞いの言葉を述べたうえで、春季大祭の元一日に込められた思召と、教祖のひながたをたどるうえでの要点について話した。
そのうえで、先ごろの大地震に対する思案の仕方について、「この道を通る者すべてが真摯に〝わが事〟と受けとめたい」と強調。三年千日そのものが年祭活動の本番であることをあらためて指摘したうえで、元日の大節を私たちへのお急き込みと受けとめ、真実のにをいがけ・おたすけに励んで、親神様のご守護をお見せいただけるよう勇んでつとめさせていただこう、と呼びかけた。
立教187年春季大祭の様子をご覧になれます。