鼓笛隊員の困った行動が目立つ – 人生相談
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Q. 今年から教会の鼓笛隊スタッフを務めています。最近、一部の隊員が練習中に遊びだすなど、困った行動が目立つように。注意しようと思う半面、「練習に来なくなるかも……」という不安に駆られて躊躇してしまいます。どう向き合うべきでしょうか。(20代女性)
A. 将来、親神様の望まれる陽気ぐらしができる道の子供たちを育成することが、お道の鼓笛活動の目指すところだと思います。縦笛ではなく横笛の楽器にしているのも、鳴物の篠笛が吹け、おつとめが勤められるようにとの思いから、と聞いています。この思いを忘れずに指導に当たることが何より大切でしょう。
さて、わが子を育てることも大変ですが、他人の子供を育てることはなおさらです。「若い者寄り来る処厄介、世界から見れば厄介。なれど道から厄介ではない。道から十分大切。(中略)年の行かん者我子より大切、そうしたなら、世界からどういう大きい事に成るやら知らん。すれば、そんだら何が間違うてある。日々という、言葉一つという、これ聞き分けてくれるよう」(おさしづ明治26年6月19日)と教えられます。心のこもった「言葉一つ」で子供を育てることが大切だと教えられています。
まずは褒めることが大切です。褒めて、一つ注意する。また、一日の練習目標を設定することや、練習と休憩の時間を仕切ることも必要です。
当然ながら、一人で悩まず、先輩の指導者に相談することも解決策の一つです。教内では「TFA式陽気ぐらし子育て講座」が紹介されていますので、参考にしてもらえればと思います。
回答者:平澤勇一(磐城平大教会長・福島教区長)