さらなる成人めざして 心一つにおつとめを勤め – 天理教障害者協議会 障害者おぢばがえり大会
2026・5/6号を見る
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布教部社会福祉課所管の天理教障害者協議会(橋本武長委員長)は4月25日、「障害者おぢばがえり大会」を本部神殿で開催、428人が参加した。これは、教祖140年祭が勤められた年に、障害のある人やその家族、支援者がおぢばへ帰り、共におつとめを勤め、親神様、ご存命の教祖に日ごろの感謝を申し上げ、お喜びいただこうというもの。大会テーマは「輝――それぞれに彩がある、一人ひとりに輝きがある」。
参加者が相互に理解を深め、支え合い、さらなる成人の歩みを進めてもらおうと企画された同大会。10年ぶり2回目となる今回は、同協議会のメンバーのほか、布教部社会福祉課員や同課のOB、白梅寮生、学生会の有志らが受け入れに当たった。
当日午前9時半すぎ、スロープ昇降口や本部神殿西地下などに参加者が続々と集まってきた。受付を済ませた車いすの参加者は昇殿後、この日から新たに拡張された車いす席を通って北礼拝場内へ。殿内では、手話通訳に加え、端末から二次元コードを読み込むとマイク音声をリアルタイムでテキスト化する自動文字通訳が用意された。
10時半、大会がスタート。参加者たちは、中田善亮表統領を芯に心一つにおつとめを勤め、親神様に日ごろの感謝を申し上げた。
続いて、あいさつに立った中田表統領は、このおぢば帰りを機に、教祖の思召に沿うことができる心づくりについて、あらためて思案していただければありがたいとして、「教祖は、皆さんがそうした成人を求める姿勢で、また重ねておぢばにお帰りくださることを楽しみにしておられることと思う」と話した。
この後、参加者たちは教祖殿と祖霊殿で参拝。教祖殿では、教祖に帰参のお礼を申し上げ、おさづけを取り次ぐ姿が見られた。
かんろだいを間近に拝し
今大会の車いすの参加者は25人。重度障害のある人は16人だった。
この日、車いすに乗って参加した山田篤彦さん(51歳・甲京分教会信者・京都市)は、「脳性まひ」のある息子の優希さん(16歳)ら家族と共に帰参した。
甲京分教会の辻真一会長夫妻が行っている、肢体不自由児と当事者家族を対象とする“夫婦参加型”の交流イベント「天理キャンプ」に参加している山田さん。昨年1月、脳出血で倒れ、生死の境をさまようなか、入院中に妻・陽子さん(53歳)の甲状腺に腫瘍が見つかるなど、たび重なる節に見舞われた。
辻会長からおさづけの取り次ぎを受けた山田さんは一命を取り留め、半年後に退院。左半身にまひが残ったものの、現在は杖をついて歩けるまでに回復した。さらに同じころ、陽子さんの腫瘍が消えるという不思議なご守護を頂いた。これをきっかけに、山田さん夫妻はそろって別席を運び始め、教会の月次祭に参拝するようになったという。
山田さんは「今日は息子と共に、かんろだいの近くでおつとめを勤めることができた。心が洗われるようで、ありがたい気持ちでいっぱい。今後、教会の近くに引っ越す予定なので、毎日教会へ足を運びたい」と語った。
橋本委員長(54歳・本部准員)は「今回は、特に重い障害のある人とその家族、支援者が、かんろだいを間近に拝し、親神様・教祖にお喜びいただける機会にしようと相談を進め、北礼拝場中央に車いす席を設置させていただいた。また大会と立て合うように、車いすのまま参拝できるスペースを拡張していただいたことは大変ありがたい。今日の大会を通じて、参加者一同、さらなるにをいがけ・おたすけに向かう勇み心を頂いた。今後も、障害のある人に関する理解や啓発に努め、心の成人につながる活動を進めたい」と話している。
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大会後、参加者たちはおやさとやかた南右第2棟へ移動し、4月27日まで同棟1階で開催された、障害のある人による作品展「まぁるくつながるアートの森」を鑑賞。続いて、午後2時から大会の併催行事「アトラクション」が陽気ホールで行われ、参加者はダンスや和太鼓、書道パフォーマンスなどのステージを楽しんだ。
「障害者おぢばがえり大会」の様子をご覧いただけます。











