北朝鮮軍“ウクライナ戦争”の前線へ – 手嶋龍一のグローバルアイ40
北朝鮮から1万人を超える実戦部隊がロシア領内に続々と到着しつつあり、ウクライナと国境を接するクルクス州の戦場に投入されている。なぜ北朝鮮軍がウクライナ戦争に――そんな疑問を読み解くカギは「クルクスの戦・・・
北朝鮮から1万人を超える実戦部隊がロシア領内に続々と到着しつつあり、ウクライナと国境を接するクルクス州の戦場に投入されている。なぜ北朝鮮軍がウクライナ戦争に――そんな疑問を読み解くカギは「クルクスの戦・・・
中東を舞台に繰り広げられている“ネタニヤフの戦争”は、ハマスのイスラエル奇襲で始まって既に1年。イスラエルは、パレスチナのガザ地区に猛烈な報復を加え、やがて隣国レバノンのシーア派組織ヒズボラとの戦闘に・・・
日本ではいま与野党の党首を選ぶ“政治の秋”を迎えている。保守政治の主役をながく担ってきた派閥の大半が、政治資金スキャンダルに見舞われて解散に追い込まれた。そのさなかに行われる総裁選挙だけに、日本の政界・・・
民主党は、現職バイデン大統領の撤退表明を受け、ハリス副大統領を後継の大統領候補に選び、19日からシカゴで開催する党大会で正式に指名する。 アメリカ政治における副大統領の役割ほど不思議なものはない。ブッ・・・
ロシア・ウクライナ国境に戦火が上がって3年余り、この戦争が国際社会の風景を根底から塗り替えてしまうとは誰が想像しただろうか。エネルギー価格が高騰し、サプライチェーンも寸断され、極東の日本にも戦いの余波・・・
「きょうは君が始球式で投げるんだよ。ファーストピッチの用意はできている?」 大谷翔平がドジャース球場でこう話しかけたのはアルベルト君だった。生まれながら心臓に疾患を抱え、生後13日目に早くも心臓手術を・・・
パレスチナ・ガザ地区のハマスと戦うイスラエルを標的に、300を超える無人攻撃機、巡航ミサイル、弾道ミサイルが1千キロ彼方のイランから次々に打ち込まれた。13日深夜から14日未明にかけての凶事だった。 ・・・
「もしトラ」――ドナルド・トランプが再び政権に返り咲けば、という造語なのだろう。メディアでも盛んに使われている。年末の流行語大賞の選考ではきっと有力候補になるにちがいない。だが「もしトラ」は、現下の国・・・
FSX・次期支援戦闘機の開発を巡って、日米両国は水面下で壮烈な戦いを繰り広げていた。”日米FSX戦争”である。米ソの冷戦が終焉を迎えた90年前後のことだ。三菱重工製のF1戦闘機・・・
台湾の新しい総統に選ばれた頼清徳(らいせいとく)氏は“独立派”だ――。中国の習近平政権は、選挙中からそう断じて民進党の指導者を警戒してきた。中国は建国以来一貫して「台湾は中華人民共和国の密接にして不可・・・
あの日の屈辱はいまも忘れられない。「自由の回復に手を貸してくれた国々よ、有難う」。ワシントン郊外の自宅に配達されたニューヨーク・タイムズ紙にはクウェート政府のメッセージが大きく掲載されていた。だが、感・・・
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教が誕生した中東の沙漠ではいま、悲惨な戦いが繰り広げられている。9・11同時多発テロに見舞われて以来、世界は最も深刻な危機のなかにあると云っていい。ユダヤの民は父祖の地を・・・
アメリカ東海岸にある大学の研究所で、米軍の上級将校と1年間を共に過ごしたことがある。欧州やアジアから参加した「フェロー」と呼ばれる研究仲間とは、いまも交流が続いている。折々の国際情勢を巡って忌憚のない・・・
「もう一つのロシア軍」と呼ばれる民間の軍事組織ワグネル。受刑者や外国の傭兵を集めた特異なこの軍隊を率いるプリゴジンが叛乱を起こしたのは6月23日。筆者は取材で欧州に滞在中だったが、日本のメディアは総じ・・・
「ご本人様不在のためお荷物を持ち帰りました」という宅配便のメールを受け取ったことがあるひとは多いだろう。本物と酷似しているため、ついインターネット上で宅配業者の住所を示す「URL」をクリックしてしまう・・・
戦争はいくつもの顔を持ち、深い霧に覆われている――幾多の戦火を経験してきた欧州の地に伝わる言葉だ。激しい戦いが続くさなかは、どちらの陣営が最初に引き鉄を引いたのか。その真相は容易に明らかにならない。 ・・・
ウクライナの最前線で激戦を繰り広げているロシアは世界有数の軍事大国だ。だが、必ずしも兵器大国とは言えない。現代の精巧な武器システムを支える先端半導体を製造できる企業が国内にないからだ。敵の心臓部にぴた・・・
習近平主席率いる中国外交がにわかに勢いづいている。フランスのマクロン大統領は6日、大手の企業経営者50人余りを引き連れて北京を訪れた。迎えた習近平主席は、航空機メーカーの「エアバス」から160機を購入・・・
韓国の尹錫悦政権は、元徴用工の問題で被告となってきた日本企業に政府系の財団が賠償を肩代わりする解決策を示した。尹大統領は、今回の決断について閣議で「日韓の経済・安全保障・文化の交流を活性化することは切・・・
ニッポンにはいま、三つの方角から暗雲が重くのしかかっている。一つ目はウクライナで繰り広げられている”プーチンの戦争”だ。石油価格などの高騰で人々の暮らしを苦しめている。二つ目は・・・